奥出雲へ行ってきた その3
次へ行こう。
比婆山の次は備後落合だからつい行きたくなるところを手前で北上。
島根県に入って三井野原駅に寄る。微妙にブレてすみません。あ、これでタイトルの奥出雲町に入りました。三井野原は木次線の駅で、1949(昭和24)年に仮乗降場として開業、1958(昭和33)年に駅に昇格した。1面1線の駅で当初から旅客のみの営業だった。意外というと失礼だけどJR西日本の駅では一番高いところにある。
両隣の出雲坂根と油木の間が12キロもあり、当地の人が利用しにくいということからスキー場を開設することで駅の設置を推し進めた結果、開業したのがこの駅だ。スキーシーズンには広島や福山から三井野原行きの臨時列車が走っていて、1970年代からJR初期まで運行されていた。
備後落合方面。
出雲横田方面。
ホームから見えるのはなだらかな斜面。シーズンオフのため、殺風景な風景だけど、ここが三井野原スキー場だ。周辺には旅館が並ぶ。
三井野原を出て間もなくのトンネルで瀬戸内海と日本海を分ける分水嶺を越える。ここから先は基本的に下っていく。分水嶺もいいが、その下にある国定公園の「比婆(山)」、「道後(山)」「帝釈(峡)」という名前に惹かれる。「ひば」と「たいしゃく」はかつて芸備線を走った急行の愛称でもある。
赤い橋を渡って道の駅「奥出雲おろちループ」で休憩。
通ってきた三井野大橋。
左手に目を向けると分かりくいけど木次線が見える。
三井野原道路の碑。1992(平成4)年に開通したとある。でも、この道路の開通で木次線の立場が危うくなって現在に至っている。だから、快適だなどと喜んでばかりもいられない。
中に入ると出雲坂根駅のジオラマがあった。昨秋引退した「奥出雲おろち号」が停まっている。これもブレてます。もう少しちゃんと撮ろうよ。
奥出雲おろちループ。私が映っているのはご容赦を。
きすき線すごろく。
道の駅を出てループをぐるり1周半、今来た道をくぐる。くぐるといってもはるか上方にあってもはや別の道路のような感覚。赤いアーチが美しい。掛け替え前の余部鉄橋を思い出した。もう一箇所が交わる場所があるけど、そのときはこちらがトンネルに入るので交差する様子は分からない。
車は基本的に木次線に沿って走る。今回はこんなところで。
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