岡山小回り その23
下りの到着を待って備中高松を出る。
備中高松に入る前から見えていたのがこの巨大な鳥居。この先にあるのは最上稲荷の鳥居だ。近いのかと思ったらここから数キロ離れている。この近くには秀吉の水攻めで有名な備中高松城跡もあるからその辺も巡りながら散策するのもいい。
正面に見えているクリーニングの店は中元(なかもと)クリーニング。テレビで昔はよくコマーシャルを見たものだが、今でもやっているのだろうか?
正面の山、三上山の麓あたりが最上稲荷だ。駅からだと3キロほどあるので歩くのはちょっとしんどい。
次の吉備津は近くに吉備津神社がある。これも古い神社で、備中國の一宮だ。
吉備津神社への参道を横切る。この奥に一の鳥居がある。
続いては備前一宮。備中から備前に入った。近くにある吉備津彦神社は備前國の一宮にあたる。こんな近所に一宮を設けているだなと。
備前一宮を出て左手に見えるのは八坂山。
「マリンライナー」に乗っていると妹尾付近で渡る笹ケ瀬川をここで渡る。
大安寺。この一帯が大安寺という地名で、同名のお寺もある。
備前三門(びぜんみかど)。次は岡山ということもあって、駅周辺はもう街中の雰囲気になっている。でも、何やらトラブルがあって足止めを喰らう。3、4分ほど待って発車する。
こんな感じで吉備線を通ってきたわけだけど、古代、古墳時代から戦国時代にかけての遺構が多く残っていて、歴史ファンにはたまらない。今の岡山県に相当する備前、備中、美作に広島県東部の備後も加えた吉備國がヤマト政権の候補地のひとつに挙げられているのも納得する。吉備國は今の香川県の一部、兵庫県の一部も含まれていたとする説もあるというからかなりの勢力があったのだろう。あらためて1日かけて回ってみたいと思うのであった。
ようやく発車してちょっと高架区間に入る。
この道路の向こうは岡山駅西口に通ずる。
高架下に沿う道路は元の吉備線だ。
地上に下りて既にレールのない旧吉備線と合流する。
この黒い建物はJRの経営するホテル・ヴィアイン岡山。
5分ほど遅れて岡山に着く。吉備線は別名桃太郎線。だからだろう、ラインカラーはピンクだ。
同じホームにある津山線の駅名標は黄色。
そろそろこの岡山シリーズも終わりに近づいてきた。今回はこんなところで。
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