気ままな旅 その52(山陰本線・小串~吉見)

小串駅

仙崎支線以来、約4時間ぶりに列車に乗る。その下関行きが14時20分に小串を発車する。

田畑が広がる

走り出して3分も経つと田畑が広がる。

川棚川

川棚川の細い流れ。

川棚温泉駅

使われなくなった昔ながらの低いホームに桜が咲いている。その駅は、

川棚温泉駅

川棚温泉。ただし、その川棚温泉へは駅からバスが出ておらず、徒歩かタクシーでの移動となる。これでは棒線駅になっても仕方がない。もっとアクセスをよくしてくれれば鉄道で訪れる人も増えるかもしれない。ちなみに川棚温泉には瓦そばで有名な「たかせ」の本店がある。なので、なおのこと利便性を上げていけば、駅の利用者も増えるのではないかと思う。

川棚温泉駅

ここも「○○のはなし」の停車駅だ。

切れたホーム

駅を出て、用水路を跨ぐとまたホームが現れる。もともとは用水路に蓋をして長いホームであったのを取り壊した結果、ホームが飛び地のようになってしまった。この切れ端のホームはもちろん使われていない。こういう途中で切れたホームは全国でたまに見かける。

山と田んぼ

田んぼの向こうになだらかな稜線の山が見える。名前が分からないのがもどかしい。

黒井村駅

田んぼの中を走って、急に工場や倉庫が見えてきて島式ホームに滑り込んで、

黒井村駅名標

黒井村に着く。

黒井村駅

駅舎は立派な鉄筋コンクリート製。交換設備が残されているのは喜ばしいことだ。京都から657キロを示すキロポストが立つ。

杜屋神社

黒井村を出てすぐにある杜屋神社。長門國三ノ宮とある。ちなみに一ノ宮は新下関にあり、新幹線開業までは駅名も長門一ノ宮であった。二ノ宮は忌宮(いのみや)神社で、長府にある。

草場山

草場山。

梅ケ峠駅

黒井村から山陰本線と国道191号は上の草場山と大笠山の間の狭いところを走っている。すると、竹やぶの中で停まった。反対側を見るとひっそりと佇む梅ケ峠(うめがとう)であった。

梅ケ峠駅

上の写真にもうっすら見えているけど、本州最西端の駅であることを知らせるポスターをあらためて撮る。そう、本州最西端の駅は下関だと思われがちだけど、実はこの駅が最西端になる。ここから山陰本線は東寄りに進路を取って南下する。そして、列車は次の吉見にかけてさらに狭いところを走っていく。ただ反省すべきは何を動揺したのか写真が斜めになってしまった。こういう構図にしたわけではありません。

国道191号

梅ケ峠を出て少し行ったところで国道191号は山陰本線をくぐって右側を走る。徐々に開けてきて列車も気持ちよく走っている。

吉見駅

風景が田んぼから街に変わり、西田川を渡ると吉見に着く。黒井村同様、しっかりした造りの駅舎だ。

吉見駅の前は国道

国道が右側に来たので、駅舎も右側に設けられている。

吉見駅

左側には竜王山が鎮座する。

下関まであと20分ほどですが、今回はこんなところで。