広島たび 番外編(可部線廃線区間の在りし日の姿②)
この広島行きで観光列車以外に何をしようかと候補をいくつか考えていた。その中に可部-三段峡間の廃線巡りがあった。広島電鉄がバスを運行しているので、ちょうどいいと思ったのだが、今回はあき亀山で折り返すことにした。そんなわけで、このように番外編を設けたわけです。
では、加計からの続きを見ていこう。

筒賀。

戸河内の駅舎。

戸河内町の案内板。こういう看板、いいですね。加計(町)も筒賀(村)も戸河内(町)も今は合併して安芸太田町になっている。

終点の三段峡。

こうして見ると山の中にひっそり佇む駅のよう。

山がたちはだかる。この山を貫いて浜田を目指すはずだった。

三段峡は1面1線の駅だが、客車列車が走っていたこともあり、このように機回し線がある。ただ、上の写真では車両に隠れて見えていないけど、この頃は両端のポイントだけが残されていて、中間のレールは外されていたので、機回し線としての役目を終えていた。

三段峡の駅舎。ホームで撮った清閑な写真とは一転、観光地にあるからか、なかなかオシャレな駅舎だ。しかも、これでは分からないけど、観光客や団体用の臨時改札が通常の改札とは別にあり、賑わっていた頃はいかに多くの利用があったかを今に伝えている。その一方で栄枯盛衰、「JR可部線の存続を願う」の横断幕が切実さを物語っている。

駅前に整体保存されているC11。現在はイオンモール広島府中に移設されている。

駅前風景。

観光地の最寄りらしく旅館や土産物店が建ち並ぶ。訪れたのはお盆休みの時期で多くの人で賑わっていた。鉄道利用は20~30人ほどであったが、ほとんどが廃止を惜しむ鉄道ファンであった。

三段峡ホテル。

黒淵荘本店。食事ができて、土産物の販売もしている。が、ここは三段峡の黒淵にある渡船で行くお食事処が有名だ。

駅前が三段峡の入り口というのがよかったのに廃止になるとは。本当に残念です。

特別名勝 三段峡。

向こうに見えるのは柴木川。

柴木川は太田川の支流で戸河内あたりで分かれる。ここは長淵と呼ばれる。

下流方面。右が三段峡ホテル。その向こうに駅がある。

河原へ下りてみた。きれいな水だ。

渡った橋は長淵橋。
ただ、三段峡観光は時間の関係でこの入り口の長淵のみで終わり。30分ほどで出る折り返し列車で帰途に就いた。
こんな感じです。こうして振り返ってみるとバスでも車でもいいからまた行ってみたいと思う。廃線巡りと三段峡観光セットでやるとなると、車のほうがいいのかな。
それでは本編に戻ります。今回はこんなところで。







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