四国みぎした旅 その8(日和佐~阿波海南)
日和佐まで来ると牟岐線もラストスパート。

日和佐では若干乗客の入れ替わりがあったくらいで、見能林を出たときと大して変わらない。

3分遅れて発車。正面に見える鉄塔はNTTの電話交換所。

国道55号をくぐる。

トンネルが続く。

高いところを走り、右に左にカーブする。

山間の山河内に着く。単式ホーム1本のように見える駅だけど、かつては島式ホームの1面2線、別に貨物の側線やホームの跡もある。駅舎はホームから一段低い画像左下あたりにあったようだ。

正面下りたところに駅舎があったようなスペースがある。

55号が久しぶりに隣を走る。こちらは主に山道を走っているので、並走しているのになかなかお目に掛かれない。

今度は逆になる。が、55号は木々の向こうを走っているので車窓からは見えない。列車は山のヘリを走ったり、トンネルで抜けたり…さらに勾配とカーブも多く、スピードは出しづらい。

辺川に着く。周りが山ばかりの区間にありながら、この辺りはいくつかの川が合流する場所に位置するので、少し広くなっている。

辺川を出るとまた木々の中に突っ込んでいく。

牟岐川を渡る。

牟岐線、国道55号、牟岐川が並ぶ。

2分ほど遅れて牟岐に進入する。

島式ホームの左側ではなく、右側に入った。それにしても、側線が多い。牟岐線は1913(大正2)年の開業以来、少しずつ延伸して1942(昭和17)年に牟岐に到達した。それから1973(昭和48)年に海部に延伸されるまで長い間終着駅だったから、その名残りなのだろう。

駅舎もホーム上屋も開業当時のものと思われる。所定では牟岐で5分停車するのだが、ここで後れを回収するのだろう。

牟岐で乗務員が交代するようだ。

奥の2本は明らかに使っていないのだが、そのまま敷いてあるのは臨時列車の滞留などで使うためだ。向こうに幟が見えるのは杉王神社のもので、地域の氏神なのだろうか?

間違いさがしとまでは言わないけど、乗客の顔触れにあまり変化はない。ここで降りないとなると、みんな終点の阿波海南まで行くのだろう。

牟岐線に乗るのはこれで何回目になるか数えていないので分からないけど、牟岐で観光や宿泊はおろか、停車時間中に改札から出たことすらない。なので、当然外観を見たことがない。牟岐行きとか牟岐発の列車に乗ったことがないから仕方がない。1月の旅では牟岐で宿泊しようと思ったけど、宿がなく海部で泊っている。牟岐に着くたびにどんなところなんだろうと思いを馳せるのであった。

5分も停車しなかったようで、定刻の11時29分に発車する。ここからは1973(昭和48)開業の高規格路線になる。

牟岐の街をほどなく出るとまた上りに入ってトンネルが続く。あまりに連続するので辟易するほどだ。

一瞬、左手に海が見えたけど、ちょうどそこに人が立っていたので撮れなかった。間もなく鯖瀬に着く。目の前はもうトンネルが控えている。

反対側だけど、伊勢田川はかろうじて撮影できた。

浅川に入る。牟岐以南はずべて棒線駅だ。浅川は駅を出ると国道55号を挟んで学校がある、と思ったら廃校となった浅川小学校であった。

国道55号とオーバークロス。

山を抜けて広いところに出ると、

阿波海南に着く。

停車したホームの先には甲浦方面からやって来た青いDMV(デュアル・モード・ビークル)が停まっている。

2時間ちょっとの牟岐線の旅は今年2回目になるけど面白かった。

阿波海南の駅名標。
前回は海の駅・東洋町で折り返したけど、今回は看板に偽りなし、右下へ行きます。今回はこんなところで。







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