四国みぎした旅 その24(大歩危~阿波池田)

大歩危を出ると車内はより閑散となった。

阿波川口は狸の里ということで、駅名標も狸入りの特別仕様。

12分停車の間に特急「南風19号」が通過する。

18時57分、阿波池田に着く。隣の4番線に停車している1500形は19時51分に出る徳島行き普通列車。乗ってきた列車は折り返し19時10分発の大歩危行きになる。

阿波池田では50分ほど待ち時間があるので一旦改札を出る。今回の旅で使っている四国早トク再発見きっぷは普通列車しか使えないのだが、阿波池田から琴平方面への普通列車はすでになく、特急でしか先へ進むことができない。なので、この区間だけ特急に乗る。大歩危と阿波川口で合わせて36分の停車があったので、それがなければ、あるいは接続していたのかもしれない。

乗車券と特急券を購入する。〆て1,500円也。

阿波池田駅。近くに何かサッと食べられるお店はないかと思って列車に乗っているときから調べてみたけど、レストランとか居酒屋ばかりだった。実際ちょっと歩いてみたものの、そういうお店はなかった。

駅前のアーケード。夜の阿波池田は初めてなので、ネオンが点いているのを見たのも初めてだ。人も車もまばらだけど、数軒あった飲食店には連休の中日ということもあり、けっこう賑わっていた。

駅の隣にあるへそっこ公園ではイルミネーションが施されている。これは阿波池田の商工会が行っている「へそっこルミエール」の夢灯イルミネーションだ。前週の土曜日、10月25日に点灯、来年の1月10日の土曜日まで続けられる。キャッチコピーは「ハロウィンからニューイヤーまで」。うまく考えるものだ。1月10日と言わず、12日の成人の日までやればいいのにと思う。

以前は駅にはキヨスクと食堂があったのだが、今はこのセブンイレブンに変わり、コンビニ兼土産物売り場になっている。もう15年ほど前になるけど、その食堂で食べた祖谷そばが美味しかったのを今でも覚えている。

そのセブンイレブンで土産と夕食のラーメンを買う。朝の高松で食べたパン以来の食事。12時間も食べていない。この行程ではお昼を食べる暇がなかった。

駅舎内の様子。次に乗るのは19時48分発の特急「南風26号」だ。「南風」は10時台から23分発だったのがここから40分台になっている。おかげで待ち時間が長くなった。それでも駅周辺の夜の姿が少しでも見られたのでよかった。そろそろホームに上がろう。

向こうから2つ目のライトが見えてきた。2番線の1000形は19時01分に到着した琴平始発の列車。この時間になると土讃線下り、上りとも普通列車は終了しているから電気を落として停まっているのは明日の始発に使うということなのだろう。

特急「南風26号」だ。この列車、見おぼえがあるかもしれない。

そう、これ。さっき繁藤で出会った特急「南風15号」が折り返してやってきた列車であった。さすが特急は速い。

窓際の席は全部埋まっていたので先頭車で過ごすことにした。
今回はこんなところで。







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