下松発下松行き その2
次の列車まで26分あるので…ではなく、あえてすぐ接続するのより1本早い列車に乗ったのだ。こうして作った時間を利用して櫛ケ浜駅を観察しようと思う。
1番線から徳山方面。
逆に下松方面。どちらも直線だ。木造のホーム上屋が歴史を感じさせる。本来は3面5線の駅だけど、3番線はフェンスが張られて使えない。
櫛ケ浜駅。前日訪れた島田駅と似ている。連休の朝の7時なので人気はまばら。
櫛ケ浜駅は1928(昭和3)年に開業した。1932(昭和7)年には今の岩徳線、全通前の岩徳西線の周防花岡までが開業した際に分岐駅となる。分岐駅なので、岩徳線が全通しても山陽本線の所属は変わらなかった。
駅前にはバス停がある。島田駅前停留場よりは路線も本数も多そうだ。人がまばらなら車の通りも少ない。
待合室や改札などは撮っていなかった。その代わり他のものをいろいろ撮った。これは駅前にあった案内板。
無人駅となって1年半。寂しい限り。
今回のダイヤ改正から最終が早まったというお知らせ。最終の20分早発は大きい。なんだか悪い知らせばかり。
のりば案内。
島田駅にもあった到着(通過)案内。山陽本線と岩徳線があるので賑やか。これが新幹線開業前からあるものなら、当時はむしろ通過列車のほうが多そう。
これものりば案内?この感じは国鉄っぽい。
木の階段がいい。
跨線橋の突き当りにあった岩徳線の案内板。
岩徳線の櫛ケ浜駅名標。周防花岡とあるので岩徳線のものだと分かる。
乗り換え案内。
名所案内。よさそうだけど、歩いて行くにはちょっと遠い。
2、3番線ホーム徳山方面。
同じく下松方面。跨線橋を挟んで上屋がある。本数的にも3番線はなくてもいいということなのだろう。ただ、どちらの方面も上屋の向こうは盛り土のみでコンクリートで整備されている部分は他ののりばと比べて短い。
その部分だけの写真。この造りからして、あとで壊したようにも見えないし、ここだけなぜか短い。そもそも3番線として供用されていたのか謎に思えてきた。
岩徳線のホーム。徳山方面。
下松方面。フェンスでこれ以上奥へは行けないけど、一時的に山陽本線だったこともあり、有効長が長い。
岩徳線と山陽本線のホーム上屋。
再び1番線へ。奥の左へ消えていくのが岩徳線。こうしてみると分岐の様子がよく分かる。
櫛ケ浜7時17分発の新山口行きが入ってきた。次のでも間に合うと言っていた列車だ。
急いでホームを移動。岩徳線ホームにはともに7時20分発の上下列車が停車している。キハ40系というのが嬉しい。しかも、色も国鉄時代の朱色なのもたまらない。
これだけ見れば、国鉄時代の写真だと言われても何の違和感もない。慌てて乗り込むと7時20分、定刻に発車した。これから岩徳線の旅が始まる。
今回はこんなところで。
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