奥出雲へ行ってきた その8
亀嵩で蕎麦を食べ損ねた私たちはなおも蕎麦屋を探す。
2軒候補があり、そのうちの1軒へ向かう。ただし、方向はここまで走ってきたルートとまるで違う向きになる。
途中、先ほど寄った道の駅「奥出雲おろちループ」で楠君に買ってもらった日本酒「玉鋼」の醸造元の簸上(ひかみ)清酒合名会社の前を通る。そこには楠君が家飲み用で置いてある「七冠馬」の名前も見え、
「どっちもここやったんや」
と二人で驚く。住所は横田になっていて、戻ってきたことを実感する。
亀嵩駅から東へ20分ほど走って到着したのが「山県そば」だ。横田の隣の大呂という地区になる。駐車場は県内外から来た車で満車に近く、ちょうど出て行く車が空いたところへ停める。外には一組待っていて、人気の高さが窺える。
四方を山に囲まれた田んぼの中にポツンとある蕎麦屋で素朴な感じだ。
そば打ちの体験もできる。
竜のモニュメント。
神話のワンシーン?
外で順番を待っていると、ご主人が出てきたのでお話を伺う。四国から来た旨をお店を出す前に全国の蕎麦屋を巡った中に徳島も回ったそうで、いろいろ試行錯誤をしたという。
店内の様子。
小上がりがあるのは嬉しい。
ざるそばの大盛りを頼む。御主人こだわりの蕎麦は香りと風味がよく、つゆは甘辛く麺によく絡む。のど越しがいいからいくらでも食べられそう。
揚げそばがき。もっちりして美味しかった。
そばかりんとう。微かな甘みがいい。
出雲そばについて。松平不昧(まつだいらぶまい)公とは松江藩7代藩主・松平治郷公のこと。江戸時代の初期から親しまれていたというのが分かる。
店舗情報です。
- 山県そば
- 住所:島根県仁多郡奥出雲町大呂515
- 電話番号:0854-52-1149
- 営業時間:11:00~14:30
- 定休日:火曜日、水曜日
今回はこんなところで。
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