伊予西条へ行ってきた その1

ひと月ほど前のことになりますが…。以前から温存していた小旅行に行ってきました。

四国再発見早トクきっぷ

6月23日の日曜日、梅雨空のすっきりしない天気の中、5月に続いて「四国再発見早トクきっぷ」で伊予西条へ行ってきた。行って帰るだけなら半日もあれば済むのだけど、そんな旅のはずがあろうはずもない。時間をたっぷり取ったつもりだったけど、それでも抜けがある。それはまた今度…冒頭から書くことでもないんですが。

高松駅秋札口

例によって早朝に出る。といっても、多度津方面の始発は土休日だと6時12分発の琴平行きで、それほど早朝でもない。10年ほど前までは5時前に出る各駅停車松山行きというのがあったのに今は多度津始発に変わっていて、高松を出る始発が平日でも5時42分発とかなり遅くなった。とういうわけで、前回の徳島のとき(5時39分発)ほどは早起きしなくてもよく、駅に着いたのは6時前だった。

朝6時の高松駅は壮観だ。各方面の特急が並び、「マリンライナー」や普通列車もいるのでホームはだいたい埋まっている。まずは6時発の特急「いしづち103号」松山行き。8600系の4両。スマホの縦動画で撮ったものを静止画にしたもの。隣は快速「マリンライナー6号」岡山行きだ。こちらは223系と5000形の5両。

ちょうど夏至の頃だから、もうすっかり明るいのに空はご覧の通りの曇り空。

こちらは特急「しまんと1号」中村行き2700系2両編成と特急「うずしお1号」徳島行き185系2両編成だ。185系が今なお現役で走っているのは嬉しい限りだ。徳島へ行けば、特急「剣山」や「むろと」はすべて185系だけど、2600系や2700系が登場したときに先輩の185系ではなく、その185系を予讃線、土讃線から撤退させた2000系が先に廃車となったのが意外だった。そして、「しまんと1号」は今や珍しい高知を跨いで走る特急だ。あと上りの「しまんと8号」も高知を跨いで走るのだけど、あちらは宿毛発とこの1号より長い距離を走る。ただ、8号は上りの最終なので大半が暗い時間帯を走るのが残念な点。

さて、上の写真で真ん中の「しまんと1号」が6時04分に出た後、「うずしお1号」と「マリンライナー6号」は6時08分と同時発車だったので、どうなるのだろうと動画を撮っていると、同じタイミングで出る感じだった。両者発車ベル?笛?を鳴らし終えて車掌がともに車内に入った。いよいよというとき、「うずしお」に乗ろうとする乗客が駆け足でやってきた。これで発車が明らかにずれた。わずか数秒の差で出て行ったものの、これでは同時発車とはいえない。なんてことをしてくれたんだと唇を噛んだ。

気を取り直して、これが今から乗る琴平行き普通列車。121系あらため7200系の2両編成だ。この車両も185系も国鉄の置き土産だ。それが30年以上にもわたってまだ走っているというのが信じがたい。時間が来て発車。

今回はこんなところで。