伊予西条へ行ってきた その8
今回ここまで来た目的は四国鉄道文化館を訪れるためだ。ここへは何回か来ていて、5年ぶり3回目だ。これはホームから撮ったもの。
こちらは駅を出て撮ったもの。伊予西条駅の東隣り、徒歩1分もかからない。ちなみにこちらは北館。
腕木式信号機。
C58の動輪。
券売機で「切符」を買って入場する。以前は硬券だったのだが、軟券になっていてちょっと残念。でも、鋏は変わらず入れてくれるので、気分を味わえて嬉しい。
ここの目玉はこれ。DF50ディーゼル機関車で私はこの車両が大好きだ。DD51などが登場する前のもので、北海道を除く全国を駆け巡り、特急や急行をはじめとした客車列車をけん引した。ブルートレインの「日本海」や「富士」や「紀伊」を牽いたのは有名だ。四国では客車の普通列車の先頭に立つばかりではなく、土讃線の斗賀野で石灰石輸送列車を担当したりもした。展示車両はトップナンバー1号機で、実は車籍がある。いったん引退したものの、復活したのだ。去年は京都鉄道博物館へ出張に出かけている。だから、このレールは向こうの扉を開けるとそのまま予讃線と繋がっている。
そして、隣には0系新幹線の21形。1両まるまる保存してほしかったところだけど、前半分のみの展示だ。なぜ新幹線のない四国に0系なのか?走ってほしいとかの憧れではなく、新幹線の生みの親で元国鉄総裁の十河信二氏の故郷がここ西条だからだ。
0系の車内。懐かしい広窓だ。
かつて国鉄時代に使われていたものが数多く展示されている。四国では急行にヘッドマークが取り付けられていた。左が旧マーク、右がのちに線区別に色分けされるようになってからのマーク(予讃線、徳島線・青、土讃線、中村線・赤、高徳線、牟岐線・緑)だ。私は右の色分けしてからのマークに馴染みがある。
サボやトレインマークの数々。すみません、ブレてます。「阿波おどり」や「サヨナラDF50土佐路号」、「団体専用」などレアなものもある。牟岐-引田というのはなかなか見られないが、国鉄末期にあったような…。サボも国鉄時代は色分けされていて、白いものはJR化後のものだ。
時代を感じさせる。「高松-土佐佐賀」のサボは中村線がまだ中村に達しておらず、土佐佐賀が終点だった頃のものだ。その下の「急行 冷房車」は正に時代を反映しているといえよう。昭和40年代後半から50年代半ばにかけて非冷房だった急行用車両に順次クーラーを載せていた。こういう表示をすることで冷房の有無を知らせていたのだろう。
駅にあったタブレット閉塞器。
駅名標や幕式行先標。
昔の車両の客室とデッキを仕切る壁にはこういう地図が掲示されていた。
昔の切符。
かつて販売されていた駅弁たち。
駅員の制服。
こだま型の151系特急電車。
宇高連絡船をテーマにしたジオラマ。
ホント、国鉄はいいですね。ところで、北館があれば南館もある。それは次回お送りするとして、今回はこんなところで。
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