資さんうどん
まずは朝食だ。
小倉といえば、駅を出るとすぐ目の前がアーケード街というイメージがある。これからその一つである小倉中央商店街に入る。
けっこう狭い。屋根があるから余計そう感じる。でも、朝の8時台なのでこの通り、空いている。右のシロヤというのはパン屋さんで、小倉では有名だ。
短いアーケードを抜けると飲み屋街になる。朝の飲み屋街がくすんだ感じに見えるのはどこも同じ。
この右にある磯丸水産が非常に気になる。今度泊まったときは行ってみたい…が、いざそのときが来ると違う店に行っているかもしれない。
お店が途切れてきた。
広い通り出る。魚町2丁目の交差点だ。この道を奥(西)へ行くと小倉城がある。私たちはさらに南へ進む。
横断歩道を渡るとまた飲み屋が現れる。
この地図によると今通ってきた道は小倉中央商店街、鳥町食堂街、そして今いるのがルネッサンス通りとなっている。でも、店の名前がまるで違っている。おかしいなと思って地図の隅を見ると製作は2002(平成14)年となっている。20年以上放置するのは案内上さすがにまずいと思うのだが。
だから、今目の前にしている資さん(すけさん)うどんも地図にはなかった。ここで朝食をいただく。資さんうどんは福岡県を中心に九州、中国、近畿地方で展開しているうどん店だ。四国にはなく、私は食べたことがない。目黒君から行ってみる?とお誘いがあったので今回行ってみることにした。
サンプルがずらりと並ぶ。
復刻メニューの一番人気なのだそうだ。かしわを使うのは北九州らしい。
店内は客席も厨房もともに広い。家族連れもいれば、散歩ついでにフラッと寄ってみた感じのおじさんもいる。中には明らかに朝帰りと思われる若者の集団もいて、客層は幅広く、この時間帯は夜と朝の間のような空間になっている。
メニューはタッチパネルで。
冊子のメニューもちゃんとある。
これはうどんのページだけど、他にもそば、丼物、カレーがあり、おでんなどのサイドメニューも豊富だ。おはぎもあった。まるでファミリレストランのようだ。
私はかしわごぼ天うどんの大盛りにした。昨日の「牧のうどん」の一口サイズのごぼう天とは違って長い天ぷらだ。で、うどんは柔らかく、出汁は昆布やしいたけから取っているので優しい味だ。それに加えて鯖からも出汁を取るというのは讃岐ではお目にかからないので新鮮だ。出汁を飲んでみて、味わったことのない味だと思ったら鯖だったという次第。多分、具のかしわからも出汁が出ていると思う。この複層的な味がたまらない。
昨日今日とラーメンには目もくれず、福岡のうどんを食してみた。このあとのお昼もラーメンは食べていません。以前から聞いていた通り、柔らかい麺だった。コシの強さが売りのさぬきうどんとはまた違ったうどんでこれは胃に優しい。出汁も優しい味でたいへん食べやすい。美味しかったです。
それでは店舗情報です。
- 資さんうどん 魚町店
- 住所:福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-1
- 電話番号:093-513-1110
- 営業時間:24時間
- 定休日:無休
今回はこんなところで。
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