むろととうずしお その5(南小松島から阿南まで)

南小松島から阿波海南までこの列車で乗り通す。1500形の2両編成だ。

立江川の河口付近。向こうに見えるのは阿波製紙の小松島工場。

最初の駅の阿波赤石。枕木を使った柵がいいですね。

立江川。ちょっと風がある。

13時59分、羽ノ浦に着く。ここで6分停車。羽ノ浦は特急も停まる主要駅だ。

この木の上屋が趣きがあっていい。

牟岐方面。側線がいくつかある。これはかつて古庄への貨物支線があった名残だろうと思う。

徳島方面。
羽ノ浦駅はもともと1916(大正5)年に開業した中田-古庄間に開業した阿南鉄道の駅がはじまりだ。古庄とは今はない駅で、羽ノ浦から南に那賀川まで延びていたのだが、鉄橋を架ける費用が多額になるので、川の手前の古庄までとなっていた。1936(昭和11)年に阿南鉄道の国有化を機に羽ノ浦-古庄間の旅客営業を廃止、貨物のみ扱う貨物支線となった。しかし、それも1961(昭和36)年に廃止されて現在に至っている。羽ノ浦-古庄間は1.9キロ。小松島線同様、手軽に廃線巡りができそうだ。

羽ノ浦もまたこの構造。牟岐線はこのスタイルが好きなようだ。

羽ノ浦駅。小ぢんまりしている。

駅舎内の様子。木の扉が時代を感じさせる。

南小松島と同じ画?
上りの阿南発徳島行きが来て14時07分に同時に発車する。

西原、阿波中島を経て、那賀川を渡る。吉野川にも劣らない広い川幅。

続いて桑野川。

14時16分、阿南に着く。阿南では8分停車する。

阿南駅。徳島県では唯一の橋上駅となっている。このなめらかなフォルムが特徴的だ。降りて散策してみたいと思いながら、未だに実現していない。

阿南駅全景。ちょっと下がりすぎたかな?

ホームの背後には側線がある。特急「むろと」が停まり、かつては徳島-阿南間の特急「ホームエクスプレス阿南」が設定されていた時期もあった。今も普通列車の大半は阿南発着なので、阿南駅は牟岐線では一番の主要駅の地位にあると言ってもいい。これで2面2線というのが意外だ。14時24分発。
牟岐線はまだ長い。なので、以降は次回。今回はこんなところで。






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