むろととうずしお その18(続・表町商店街)

城下で降りた私たちは、

再び表町商店街に繰り出す。「アムスメール上之町」と書いてある。アムスメールとはオランダのアムステルダムと花市場のアールスメールを組み合わせた造語だ。

商店街の一番北側にあたる上之町だ。

新しい店もいいけど、こういう古くからの店のほうが目を引く。

いかにも昭和からありそうな店舗が並ぶ。

電気店の屋号に「ラジオ」が入っているのは私たちの世代の親や祖父母の時代からの歴史ある店だ。

夜に見ると毒な路地。

天井が明るい。

ところどころステンドグラスもあってきれい。

ここも昔からありそうなカメラ店。楠君はここでレンズを買った。

中之町を経て県庁通りの交差点に出る。右角にあるのは岡山天満屋本店。岡山の百貨店で、マラソン選手を多く輩出しているので名前を知っている人も多いだろう。今の岡山県知事・伊原木隆太氏は天満屋の創業家の出であり、第6代社長であった。ここでちょっと休憩をする。寒いからか、銀だこに行列ができている。

下之町。トミヤ本店、向こうにはジュエリータナカも見える。上之町には服部時計店があった。岡電の車窓では大手まんじゅうや廣榮堂本店もあった。テレビコマーシャルで見かける店を実際に見ると何だか嬉しくなる。
このあと、あくら通りまで出たので、表町商店街は全制覇?した。楠君はただただブラつくだけというのも面白いとご満悦であった。岡山に着いて以来、無目的に行動したこともあって、知らず知らずのうちに時間が押してしまったけど、商店街1.4キロの間に喫茶店の比率が高いことに気が付いた。先ほど入ったカメラ店でそのことを楠君が聞いてみたところ、空き店舗ができるとそこへ入るのが喫茶店というのが多いとのことだった。古いのから新しいのまでさまざまな喫茶店があって楽しそうだなと思った。
今回はこんなところで。







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