雪とローカル鉄道 その24(塩尻~奈良井)
ここからは中央本線に入る。

塩尻は中山道の宿場町であるばかりでなく、伊那街道や千国街道との分岐する重要な地であった。この駅名標がそれを物語っているのかもしれない。短絡新線のみどり湖は別ですが。

まだ松本盆地の中といった感じだけど、これが徐々に狭まってきて

次の洗馬(せば)で雪が現れる。昨日の松本の手前以来ほぼ1日ぶりに見る雪だ。ここはかつての宿場町。

駅舎がいい。名古屋-塩尻間のいわゆる中央西線はこういった古い木造駅舎が数多く残っているので好きな路線の一つだ。でも、乗車する機会はあっても特急「しなの」にばかり乗っているので、こうして鈍行で巡ることがなかった。遡ってみたけど、多分初めてだと思う。記録は残していないけど、ひょっとすると学生時代に青春18きっぷを使って普通列車で通っているかもしれない。だとしても、30年以上前のことになる。

洗馬から左右は狭まる。新宿-塩尻間の中央東線はその大半が複線化されているのだが、塩尻から先の中央西線はところどころが単線になっている。今走っている区間だと贄川(にえかわ)までは複線になっている。

長泉院という立派なお寺が見えてきて、

日出塩(ひでしお)に着く。

日出塩の駅舎は建て替えられているようだ。こういう駅舎は中央西線には似つかわしくない。

画像では見えないけど、向こうのほうに流れているのが奈良井川。

トンネルがいくつか続いて、木曽漆器の工場が現れる。

間もなく保線用車両を持つ贄川に着く。難読駅名が続く。

いい感じ。ここ贄川も宿場町であった。だからなのか、構内は広い。

奈良井川を渡る。

この辺は木曽漆器のお店や工場が多い。

道の駅木曽ならかわ。

ブレてますが、街を見下ろすような位置にある木曽平沢。

木造ではないけど、古いなりの雰囲気がある駅舎だ。

再び奈良井川を渡る。露出が変ですみません。

そして、奈良井に着く。今日は34.4キロ、わずか1時間乗っただけで降りる。
というのは、明日の朝までここで過ごすのだ。今回はこんなところで。







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