雪とローカル鉄道 その36(上松~南木曽)
上下の「しなの」を見送って9時25分、上松を出る。

間もなく寝覚発電所が現れる。中央西線を走っていると、水力発電所をよく見かける。

カーブした鉄橋に差し掛かる。

この辺が寝覚ノ床。国の名勝であり、日本の五大名峡のひとつでもある。

木曽川。

倉本に着く。

ホームの裏手には倉本の開業記念の石碑がひっそりと立っている。

今度は桃山発電所が見える。


須原。この辺りも国道や集落より高いところを走っている。

背後の山々が美しい。手前に見えるカーブしている細い道が中山道。この辺りが須原宿になる。駅からは少し離れている。

木曽川と国道19号。バックの雪山はひとつ上の写真と同じだろうと思うのだけど、名前が分からない。地図には表記されていたりいなかったりともどかしい。

伊奈川との合流点に架かる伊奈川橋。

大桑に着く。カーブ上にある駅なので車両が傾いて停まっている。ここで6分停車するので二人してホームに下りていろいろと撮る。

場所によって雪の量が全然違う。
と、そこへ臨時特急「しなの81号」白馬行きが通過する。6分停車はこの待避であった。

大桑を出て少し行くと大桑発電所。建物がちょっと古めかしい。

野尻も木造駅舎だ。ナウマンゾウの化石が出た野尻湖は長野県北部の信濃町にあり、この駅は残念ながら何の関係もない。

近くにはたくさんの材木が積まれている。これは野尻に限らず、至る所で見られた。構内が広いのは一時終着駅になった時の名残りだ。

木曽川が広くなっているのはこの先に読書ダムがあるからだ。

何やら新しい道路が付けられようとしている。

十二兼の可愛らしい駅舎。

木曽川。

1,000メートルを超える山が続く。

南木曽(なぎそ)に着く。ここは1994(平成6)年の拙作「欲張り信州」で馬籠(まごめ)宿を訪れた際に降りている。もう30年以上も前のことで、ずいぶん歳を取ったものだと感慨に耽る。駅は木曽福島に似た雰囲気だ。
一体どこまで行くのでしょう。今回はこんなところで。







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