雪とローカル鉄道 その41(明知鉄道恵那駅とじねんじょ列車)
これから明知鉄道に乗る。

明知鉄道の恵那駅はJR恵那駅の隣にある。
明知鉄道は1985(昭和60)年に国鉄明智線から第三セクターに転換された鉄道だ。開業して数年後からは各種イベント列車を運行している。近年(2004年)までタブレットや腕木式信号が現役で使ったり、利便性を高めるために途中駅を増やしたり、硬券切符を販売したりと話題には事欠かない。路線としてはわずか25キロの距離に峠が2つあったり、急カーブもあって過酷ではあるけど、だからこそ面白うだと今回乗ることにした。
その前身は国鉄明智線で、もともとは鉄道敷設法別表第63号にある「静岡県掛川ヨリ二俣、愛知県大野、静岡県愛知県竹節ヲ経テ、岐阜県大井(現・恵那)ニ至ル鉄道(遠美線)」の一部として1933(昭和8)年に大井-阿木間が開業、翌年に明知(明知鉄道転換時に明智に改称)まで延伸されるものの、さらなる延伸はなく、掛川方からの路線も建設されることなく、現在に至っている。

駅舎の隣には「えなてらす」という土産物売り場兼観光案内所がある。ちょっと覗いてみる。明知鉄道の恵那駅は左に見える白い建物。

改札口。写真には写っていないけど、右は待合室で既に大勢の人がいた。

グッズ販売の売店。

明知鉄道では様々なイベントを行っている。

こんな運転体験は募集するとすぐいっぱいになるのだろう。

鉄印帳。やっていないけど、流行っているようですね。

こういう我々にとっては目に毒なイベントもある。

乗るのはこれ。が、楠君はまだ知らない。「すごい人やん」と言うのを「そうやな」とすっとぼける私。

改札を通ると、左にはJRへののりかえ口がある。

明知鉄道路線図。名所案内も兼ねている。

アケチ10形の3両編成。

で、振り返るとじねんじょ列車。
「え?なんなんこれ」
「いやまぁ、こういうことや」
「何してくれよん。また黙ってこういうことするやろ」と言いながら顔は笑っている。

奥の男性は沿線のゴルフ場の料理長でこの料理を監修した。

予約は満員のようだ。それにしても、スペースをうまく使っている。

お膳の上に乗ったお品書き。

これがじねんじょ列車のお膳。地元の幸がふんだんに使われている。麦ご飯とじねんじょはおかわり自由というのは男性にとっては嬉しい。おかわりはそれぞれ2杯ずつした。
鮎は焼き魚ではなく甘露煮で、甘辛くて美味しい。公魚(わかさぎ)の天ぷら、山芋の磯辺揚げ、煮物といった素朴な品々はホッとする。
結局終点の明智近くまでたいへん美味しくいただきました。今回はこんなところで。







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