気ままな旅 その1(高松~福山)

ちょっとまとまった休みができたので、3月26~30日に下松の楠邸へ訪問した。

青春18きっぷ

5日の旅程なので、改悪と噂の青春18きっぷ(5日間用)を使ってみる。券面の使用条件の1行目と3行目が改悪と言われる所以。これまでは期間内なら任意に使用できるというのがあった。だからこそ支持されたのだが、それができなくなった。それならば、せめて1日用を作ってほしい。登場当初は1日券の5枚つづりだったのだからできないはずがない。儲からない切符やサービスはどんどん廃止して、正規でしか乗れないようにしているとしか思えないJRの所業。外国人は安い値段で全国乗り放題なのに。外国籍を取ったほうがいいのかなと思うくらいだ。

快速マリンライナー2号

愚痴はやめましょう。青春18きっぷでの旅のスタートはお決まりの快速「マリンライナー2号」岡山行きだ。この列車、ずっと2両編成だけど、乗車率からすると通常のフル編成でもいいような気がする。そのくらいいつも混雑している。

岡山駅駅名標

小まめに停まって1時間10分で岡山に着く。外はまだ暗かったので何も撮ってません。山陽本線の駅名標はこんな色。これは何色というのだろう。

213系福山行き

つづいて乗るのは5時55分発の福山行き普通列車。213系の6両編成だ。休日運休の列車だけど、この日は水曜日なので、こうして運転している。日常の列車に非日常の私が乗り込むのは場違いながらも新鮮だ。

コンテナ群

岡山を出ると右手に岡山貨物ターミナル駅を見ながら走る。コンテナが山積みされている。

DD200形ディーゼル機関車

DD200形ディーゼル機関車。

足守川

庭瀬を出て足守川を渡る。

伯備線連絡線

伯備線の連絡線が山陽本線をまたいで、

めん工房ふるいち

通る度に気になるぶっかけうどんのふるいちが見えてくると…

倉敷駅

蔵をイメージしたホームが印象的な倉敷に着く。向こうに見えるのは糸崎発吉永行き普通列車。

伯備線と分かれる

倉敷を出ると伯備線が分かれていく。

高梁川

高梁川を渡る。風がなく穏やかな水面だ。

新倉敷駅

新倉敷。向こうのホームには福山発姫路行き普通列車を待つ通勤客の列。このときは春休みだったので、通学客はいなかった。でも、私の乗る列車には部活動の生徒がたくさん乗っていた。

ここ新倉敷はかつては玉島だった。今は倉敷市だけど、もともとは玉島市だったことによる。それを新幹線博多開業でここに駅が設置される際に今の駅名に改めた。

田起こし

沿線の田んぼがきれいに耕されている。こういうのを見ると春だなと思う。

金光駅

金光。金光教の本部があるこの古めかしい駅は例祭などの際に「金光臨」と呼ばれる臨時列車が設定されていて、その時期は大いに賑わった。

2008年の金光臨

これは2008(平成20)年の2月に大阪駅で取った金光臨の写真。583系が使われていた。

ところで、ホームのベンチは線路に向いて設置されるのが一般的だが、最近は90度向きを変えている駅が多くなってきた。これは酔客が誤ってホームに転落する事故を防ぐためらしい。いい取組だと思う。

里庄駅

里庄。朝の列車は編成が長い。3両か4両編成を2つつなげた列車が多いので、6~8両になり、なかなか壮観だ。

虚空蔵山

虚空蔵山。

蔵が並ぶ

古い蔵が見えてきた。

笠岡駅

6時40分、笠岡に着く。岡山県最後の駅だ。この辺だと福山への通勤にも便利なので、越県通勤している人も多そう。かつては井笠鉄道が接続していて、この先の県道34号をくぐるところにかつて使用されていた車両が静態保存されている。ここの廃線跡も巡ってみたい。

山陽新幹線と並走

大門を出ると、新幹線の高架が現れる。

213系と福山城

そして6時55分、ちょうど1時間で福山に着く。評定速度は各駅停車なのに時速58.3キロと急行並みの速度だ。向こうに見えるのは福山城。乗ってきた列車は早くも7時07分発の岡山行きとなって帰っていく。

福山駅

福山の駅舎。

今日は夕方までに下松に着ければいいので、ゆっくりできる。で、福山で降りたのはこれから福山観光をするからだ。今回はこんなところで。