気ままな旅 その38(神代駅)

さて、櫛ヶ浜12時15分発の列車で東へ向かう。次の駅は下松だけど、もちろん降りない。西へ東へ…青春18きっぷでないとやらない乗り方をしている。今回は5日間用を使って下松までやってきたが、高松と下松を往復すれば元が取れるので、間の3日は乗れば乗るほど得になる。

神代駅駅名標

あまり行き過ぎると帰りが大変なので13時01分、神代(こうじろ)で降りる。

ホームから下関方面

相対式ホーム2つの2面2線の駅だ。下関方面。

ホームから広島方面

広島方面。

神代駅駅舎

駅舎。小ぢんまりとした可愛らしい駅だ。

神代駅はもともとは今の駅より西へ4キロ弱のところにあった。1899(明治32)に山陽鉄道の駅として開業したものの、最初の5年くらいは夏の3か月ほど営業するとあとは休止の繰り返しで一人前には扱われなかった。これは近くにある岩尾の滝利用者への利便をはかるために開設された駅だったからだ。そして、1907(明治40)年に臨時駅に格下げ、神代仮停車場となり、1916(大正5)年にはついに廃止。しかし、翌年には現在の位置に神代信号場が開設、1944(昭和19)年に駅に昇格した。複雑な歴史を歩んだ神代駅である。

跨線橋から下関方面

跨線橋から下関方面。

跨線橋から広島方面

同じく広島方面。こちらはレールがまっすぐ延びている。

瀬戸内海と周防大島

何よりここは海が近い。向こうに見えるのは周防大島だ。

神代駅時刻表

この駅も岩国以西に位置するので、日中の本数は1時間に1本と少ない。本線とは名ばかりのローカル線といえなくもないけど、ローカル線よりは本数が多い。でも、これが昼夜問わず特急、急行が線路容量いっぱいに走っていた路線だったことを考えると寂しい限りだ。

山陽本線代行バス運行予定

たまに保守のための運休があるから気を付けないとですね。

岩徳線運休案内

こちらは岩徳線なので直接は関係ないかもしれないけど、山陽本線以上に本数が少ないので、よりいっそう注意しなければならない。しかも、代行バスは運行しないとあるからなおさらだ。これだってこの日だけのことではなく、定期的にあるかもしれない。

発車案内

この辺の駅では各駅にある列車の入線案内。通過列車も案内してくれるのはありがたい。

駅の外観は?と思われた方がいるだろう。それはこちらをご覧ください。写真にも撮っていたと思っていたんですが、撮っていなかったようです。

これより先へ行くと広島に入りかねないので、ここで引き返す。14時06分発の下関行きに乗る。今回はこんなところで。