広島日帰り その7

呉駅駅名標

呉に着いた。どうしようかと思う。といっても、14時半なので長居はできない。

すし活

改札を出た目の前にある寿司屋は14時半をもって休憩に入った。ちょうど最後の客が出てくるところであった。それにカキを食べるならここと決めていた(というのは駅チカで食べようと思っていたため)ので、閉まった以上は食べられない。もっとも、14時半に閉まる店に14時半に着いても食べられるはずもない。

コンコースの様子

コンコースの様子。私が乗ってきた列車の5分後に快速「安芸路ライナー」も到着したから、ちょっとした賑わいを見せている。呉で降りた記憶がないので分からないけど、なかなかきれいで清潔感がある。

呉駅

呉駅。3階建ての駅ビルだ。駅は2階にある。呉駅は海田市-呉間が開通した1903(明治36)年に開業して以来、軍都・呉の中心駅として栄えた。駅前に巨大なスクリューがあるのも呉らしい。今では相対式ホームと島式ホームが各1の2面3線を有する。昔あった貨物ヤードは跡形もなく、駅としては小ぢんまりとしてしまった。その元の貨物ヤードはレクレというショッピングセンターに生まれ変わっている。今や快速と各駅停車しか走っていないけど、かつては戦中はもちろん敗戦後も呉線経由の優等列車が数多く設定され、寝台車や食堂車を連ねて呉線を行き交った。

閉店のお知らせ

1階にあった駅弁屋・駅膳くれ店は閉店していた。2020(令和2)年8月臨時休業というからコロナが最も猛威を振るっていた時期だ。そして、同じ年の12月にはもう閉店を決めている。こういう脆くも消えていった店舗は多かったに違いない。

観光案内板
観光案内板

駅から徒歩5分くらいのところに大和ミュージアムがあるけど、これはじっくりと見て回りたい。他に海上自衛隊の呉史料館もあるから、それらを見ようとすると今からだと閉館時間までいても足りないような気がする。なので、今回はやめておく。広島駅で時間を取りすぎたようだ。

次に乗るのは15時03分発の広行きだ。そして、広から三原行きが接続している。結局、呉では35分の滞在に留まりそうだ。

もともと呉線に乗ることは決めていたけど、観光についてはそれほど吟味していなかった。呉線には呉だけではなく、広や竹原といった街もあり、それぞれ気になるし、かつて仁堀連絡船が発着していた仁方も降りてみたかったりするので、そうなると呉線だけで1日で収まるかどうか。2、3の駅で数時間ずつ滞在したらそれだけで1日が終わってしまう。だから、呉線を楽しむときはもっと下調べをしてから来ようと思っている。

etSETOra

そんな呉線の旅をしたいと考えているから観光列車の臨時快速「瀬戸内マリンビュー」あらため「etSETOra(エトセトラ)」に乗りたいと思ってはいるものの、いつのことになるのやら分からない。

大和入り呉駅駅名標

戦艦大和のイラストの入った駅名標。呉駅では2013(平成25)年からホームの近接メロディーがアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌が使われている。大和を生んだ街だけのことはある。あの曲を聴くと、おじさんになっても武者震いをするというか奮い立つというか力をくれるような気がする。

呉線沿線観光MAP

呉線の案内図。

広島方面

広島方面。

三原方面

三原方面。

安芸路ライナー

広始発の14時43分発の快速「安芸路ライナー」広島行き。発車の20分前にはもうホームに戻っていたということになる。駅の外にいたのはわずか10分で、もう10分くらいいてもよかったかなと思う。写真は撮っていないけど、15時03分発の広行きで広へ向かう。

今回はこんなところで。