広島たび その17(広島電鉄宇品線 稲荷町電停~広島港電停)
では、稲荷町電停から宇品線の続きをお送りします。

稲荷町電停を出てすぐに京橋川を渡る。渡っている橋は稲荷大橋。

銀山町(かなやまちょう)電停。中世に武田氏が武田山に築いた城が銀山城で、文字通り銀が取れたという。その城下のこの辺りが発展してこの名が付いたという説がある。

700形が停まっているのは次の胡町(えびすちょう)電停。これもまた難読駅名として知られる。

八丁堀交差点。白島通りから江波線のレールがやってきて合流する。角の建物は中国銀行広島支店。この辺りから繁華街に入る。ブラブラしたいところだけど、今回は路面電車に乗るだけ。

紙屋町東電停。広島駅電停からの列車はほぼ直進していくが、宇品線だけここで南に向きを変えて広島港を目指す。

ここが分岐点。正面には広島そごうが見える。

左から奥へ延びるのは広島港方面から横川や西広島への3号線、7号線のレール。向こうに見えるのは紙屋町西電停。

本通電停。向こうに見えるのは広島本通商店街。ここはアストラムラインの起点でもある。

中央のアーケードが広島本通商店街で、横断歩道左にドーム状の屋根に看板が乗っているのが地下ののりばに通ずるアストラムラインの入り口。広島電鉄の市内線を乗り終えたら、引き続きアストラムラインにも乗りたいと思っているが如何に?

窓のフレームが入って見苦しいけど、平和大通りを横切る。太い車道の横には緑に囲まれた歩道があって都会の中のオアシスのようだ。

中国電力本社のある中電前電停を出ると、名古屋にある手羽先の店・世界の山ちゃんが見える。広島にもあるんだ。

市役所前電停。広島市役所は交差点を挟んだ下りホームの目の前にある。

今度は国道2号新広島バイパスを横切る。ちなみにこちらは紙屋町から国道54号に入っている。

鷹野橋の変則交差点で向きを変えて千田通りを南東方面へ進む。

日赤病院前電停はその名の通り日赤が近いけど、広島大学の最寄り駅でもある。7号線は横川駅電停と広島港電停とを結ぶ路線だ。

レールが左へ分岐すると広電本社前電停に着く。この反対側に広電本社があり、その奥に電車の車庫がある。さすが広電本社前というだけあって、他の電停と比べて造りが立派だ。木目調とアクリル板の市松模様の壁、ホームはタイルが貼られていて、その一角には待合室もある。

御幸橋電停を出て、御幸橋に差し掛かろうとするところで900形とすれ違う。どこかで乗ることができるだろうか?

このすぐ後に御幸橋で2度目の京橋川を渡る。

皆実町六丁目電停を出ると右に大きくカーブして、比治山経由の皆実線と合流して宇品通りに入る。ここから再び南に進む。

宇品二丁目電停。皆実町六丁目電停辺りから郊外へ向かっているので、商業施設、店舗よりもマンションやコーポ、一戸建てなど住宅街が増えてきた。

宇品四丁目電停を出ると公園が現れ、その向こうに銅葺き屋根が見えるのは神田神社。こういう憩いの場があるのはいいですね。

4電停続いた宇品〇丁目という名前も前の宇品五丁目電停で終わって、ここは海岸通電停。

広島高速3号線が見えてきた。

これをくぐって少し並走する。軌道敷内には芝生?

1935(昭和10)年に今の路線が開業して以降終点だった元宇品口(旧向宇品口・むこううじなぐち)電停。ここから先は1951(昭和26)年に埋め立てによる広島県営桟橋開業で延長された区間だ。といってもひと駅ですが。
この列車は「その16」で紹介した通り、サンフレッチェ広島レジーナ電車。なので、こんなこともしている。全登録選手27名による電停の案内その他アナウンスが流れる。

元宇品口を出て左にカーブすると広島みなと公園が見えてきた。広大な公園だ。

ちょっと行って、今度は右にカーブして信号停車。終点・広島港電停は目の前だ。

ポイントを渡りながら電停に進入。

ホームに入る。隣に停まっているのは横川電停行きの宇品線。

9時33分頃、広島港(宇品)電停に到着。所要時間は50分くらいか。
街から郊外へ、そして最後は海の見える港まで。変化に富んだ路線だった。ここですぐとんぼ返りするのはもったいなさそうなので、駅の内外を見てみようと思う。が、今回はこんなところで。






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