広島たび その8(etSETOra②)

14時17分、福山を出る。係員のお見送り。これは「ラ・マルしまなみ」と同じ。

外観は変わっても運転席は昔のまま。

2号車の私の席。右手前にある丸いのはコースター。この列車にもコンセントが付いていて大変助かった。

新尾道大橋と尾道大橋再び。

浄土寺山門。

千光寺ロープウェイ。

で、この日三度目の尾道へ。「ラ・マルしまなみ」とは逆にここからどっと乗ってきて満席になった…多分。私の向かいの席の人もここで乗ってきた。

14時38分発の尾道でも駅員のお見送り。

そして、三たび尾道水道と因島大橋。

14時53分、三原に着く。約3時間ぶりに先へ進む。

西野川を渡るところで山陽新幹線、山陽本線と分かれて呉線に入る。これからが本番だ。ここで90度向きを変えて南に進む。

沼田川(ぬたがわ・右)と天井川。

筆影山にぶつかるところで今度は東へ90度元に戻るように走ると沼田川の河口が見えてくる。

またまた90度曲がって再び南へ。瀬戸内海に出てゆっくり走る。写真上の白い点はUFOにあらず、車内の照明が映り込んだもの。

呉線最初の駅・須波。駅舎はなかったけど、貨物ホームと側線が残り、海を見下ろすシチュエーションでのんびりしている。もうちょっと海に近ければいいなぁ。

三原から営業を始めた売店はさっそく賑わっている。様々なグッズが揃えられていて、

ワゴンにはお菓子が並んでいる。

きれいな砂浜が見えてきた。すなみ海浜公園だ。正面に見える船は生口島(いくちじま)行きのフェリーだろうか?

車のCMじゃないです。風のない静かな海面。

ビールを買ってくる。

オイスターダーククエール…黒ビールですね。似島で採れた牡蠣を使ったビールでたいへん飲みやすい。

安芸幸崎(さいざき)を通過する前後で向こうに見えるのは新造船建造数で日本トップを誇る今治造船の工場。

こちらの座席から座って反対側を見るとまるで海の上を走っているかのようだ。


1~2分停車。観光列車ならではの嬉しいサービスだ。このあたりは動いていてもゆっくりなので、海を心ゆくまで見ることができる。あと、三原-呉間は1時間に1本程度の運転頻度なのでこういうことができるのだろう。

15時19分、忠海(ただのうみ)で三原行き普通列車と交換。

戦前、戦中は毒ガス実験の島であり、今はウサギの島で知られる大久野島へのフェリーがこの近くから出ている。

大乗(おおのり)通過。車両上部にある2つの扇風機はよく見ると国鉄マークが入ってますね。

次に食したのは広島の地酒飲み比べセットと

安芸津のマルイチ商店の牡蠣のオリーブオイル漬け。思ったより大粒で、オリーブがしっかりと染みていて日本酒によく合った。

日本酒は何を頼んだのかが分かるのがありがたい。
①は竹原の竹鶴酒造の小笹屋竹鶴、大和雄町純米原酒でまず黄色い見た目が特徴だ。ガツンと来る感じで、香りも濃い。②は三原の酔心稲穂、純米吟醸酒で辛めでキリっとしている。③は西条の加茂鶴酒造の加茂鶴、大吟醸特製ゴールドでこれもキリっとしていて飲みやすかった。

街の雰囲気になって15時32分、竹原停車。かつては東京-広島間の急行「安芸」が停まる主要駅だったのでホームが長いけど、端の部分がフェンスで閉ざされていてちょっと寂しい。

呉線は海沿いを走るイメージだけど、山も田んぼも走ります。

15時46分、安芸津で停車する。安芸津は吟醸酒発祥の地とか広島酒の祖と呼ばれる。西条と並んで東広島地域で日本酒の有名な地である。竹原から2分ほど遅れている。
このあたりが時間的に半分くらいの地点なので、一旦終わります。続きは次回お送りします。なので、今回はこんなところで。






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