下松発下松行き その22

まっすぐ下松に帰らずに柳井で街並みを散策しようと思う。2時間くらいで回れればと考えている。その前に柳井駅を観察する。

柳井駅は1897(明治30)年に山陽鉄道の広島-徳山間が開通した際に開業した。当時は柳井津駅であった。1906(明治39)年に国有化ののち、1909(明治42)年に山陽本線の所属となる。この辺りは岩国と同じ変遷をたどっている。20年後の1929(昭和4)年に現在の柳井駅と改称している。その後1934(昭和9)年に柳井線になったり、1944(昭和19)年に山陽本線に戻ったりの流れも岩国と同じで、異なるのは駅名変更の時期くらいのものだ。

徳山方面。

広島方面。柳井駅は3面4線のホームを有している。1番と3番の間にある中線が2番となっていて、今いる島式ホームの右手に見える相対ホームが5番線だ。

「白壁の町やない」の看板。

1番線ホーム。改札口が改修されずに石造りのままなのが古さを感じる。そこに何か掲示していると思って見てみると、四国方面へ行く人は次の柳井港でのりかえと書いてある。柳井と柳井港だから間違える人もいるのだろう。

改札を出る。改札口はこんな感じだ。けっこう広いけど、広告が真っ白で、味気なく寂しい。

今は待合室になっているスペース。元キヨスクにしては広すぎる。今は自動販売機が数台置かれているだけだ。ベンチもないから余計広々としている。食堂か観光案内所でもあったのか?待合室とキヨスクがあったのかもしれない。

柳井の民芸品、金魚ちょうちん。この愛らしい顔が私たちを和ませてくれる。

柳井駅。昔ながらの国鉄駅だ。

モニュメントの中にも金魚ちょうちんが。

白壁の町の解説。柳井がいかに栄えていたかがよく分かる。

観光案内。

錦町以来ずっと食べられずにいたお昼だが、せめて柳井で何か食べようと思い、インターネットで調べていた駅の南側にあるラーメン屋へ行こうとあらためて見てみると15時までとなっている。時間も時間なので、夕方楠君と再会してからの夕食で2食まとめて?食べることにする。

では、観光に集中するとしよう。が、今回はこんなところで。