下松発下松行き その8
待ち時間が50分ほどあったのが40分を切った。駅のあれこれをたくさん撮ったから仕方がない。
調べてみると近くに高森天満宮があるというので行ってみようと思う。幸い、駅から5分ほどの距離と近いのでお参りしてこよう。
高森も西国街道の宿場町の一つであった。が、街並みは歩いていない。駅前の県道143号を南に向かい、最初の角を西に入る。西国街道はこのまま南にいった信号のある交差点の東西の道、県道144号がそうだ。
赤い社殿が見えてきたと思い、進んでいくと高森天満宮の裏に出た。仕方がないのでそのまま裏から入る。その向こうは土地が高くなっている。気になるのでそちらへ行ってみる。
赤い橋が現れた。天神橋だ。高森天満宮の参道と思われる。
流れているのは島田川。
川土手から見る高森天満宮。赤い鳥居と拝殿が美しい。でも、鳥居は足の部分だけ朱色に塗られており、他は銅が使われている。何か理由があるのだろうか?この手前にある道路が西国街道、今の県道144号だ。宿場町であり、島田川の舟運でも栄えたようだ。
さっそくお参りしよう。
鳥居の前に立つ石柱。
高森天満宮由緒。祭神はむろん菅原道真で、左大臣・藤原時平の讒言により九州は大宰府へ左遷された折り、その途上、この地に立ち寄ったという言い伝えがある。のちに小さな社祠が建立され、明治以降はさらに発展し、山口県の三大天神の一つになったとある。
端午の節句も近いのでこいのぼりが泳いでいる?
この神社を建立した戒文禅師の顕彰碑。
こういう神社ともなると末社や摂社がいくつか見られる。人麿神社。奈良の橿原に本社があり、その名の通り、柿本人麻呂を祭神とする。
これは高森稲荷神社。こちらは伏見稲荷神社から分祀したのだろう。
菅原道真が詠んだ歌が紹介されている。「東風吹かば…」は知っている。
拝殿から島田川方面をのぞむ。向こうに見える山は大黒山。
拝殿。朱色の社殿に銅葺きの屋根。神社幕には梅の紋が見える。
そして、菅原道真というと梅に牛。牛の頭を撫でると神のご加護によって学業成就が相成るという。でも、努力も必要です。
社務所は開いていなかった。
拝殿の前には大きな辰の絵馬。中学生が毎年奉納しているのだろう。
同じく拝殿前には梅ではなくパンジーがプランターに植えられている。
天満座ではなく、天神座。お祭りのときはここで舞とか神楽が奉納されているのかも。
女性の腰から下の病気に効能があるという塞荒神社。
拝殿を斜めから。
本殿。拝殿と一体化している。
後ろから本殿と拝殿。
天満宮だから梅の木を探していたのに見つけたのは桜の木だった。どこかに植わっているのを見逃したのかもしれない。
駅から行って帰るのにはちょうどいい距離にあり、駅周辺の散策にはもってこいであった。駅に戻ったのは発車5分前だった。
今回はこんなところで。
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