門司港レトロ  その1

門司港では駅舎を見る、門司港レトロを巡る、九州鉄道記念館を見学する、の3つを考えていた。どれも過去に楽しんでいるのだけど、今回も同じように回ろうと思っていた。

でも、小倉で長居をしたために九州鉄道記念館をあきらめた。ここだけで2~3時間は居る自信があるから目黒君にここは外すねと言うといいよと。というわけで、門司港レトロを回ることにした。それにお昼をまだ食べていないので、帰りの列車の時間を考えると妥当なところだろう。

駅横を走る国道198号を横切って、海沿いの大連通りへ出る。

関門汽船

関門汽船のフェリーのりば。ここから下関へ渡ることができる。右に見えているのが下関なのですぐそこ。

下関浪漫散策

すぐそこなので下関まで5分で行ける。巌流島への航路もあるので観光客に人気がある。ところで、この案内図ではさも近そうな巌流島だけど、所要時間で分かる通り、実際は下関駅の沖のほうが近い。

顔ハメ看板

武蔵と小次郎の顔ハメ看板があった。

門司港出征の跡

門司港出征の跡。第二次世界大戦時にここから各地の戦場へ出征していったという。もう二度とこういうことのないようにという碑である。

ここからさらに海沿いを行ったところに旧大連航路上屋がある。門司港と台湾、中国の大連を結ぶ旧大連航路の国際航路のターミナルであった。日本が経営する国鉄と事実上日本が経営する満鉄を結ぶ航路なので国鉄航路だとは思うのだけど、調べてみてもそれについて言及しているものはなかった。そんな遺構だけど、関門汽船から徒歩5分もかからないところにあるらしかったのに行かなかった。今にして思えば、もったいないことをした。また来ます。来るんかい。

遊歩道

関門汽船から北へ向かう。遊歩道が広くていい。

関門橋

関門橋。正面の山は火の山。ロープウェイがこの1週間前に営業が終了している。人道トンネルを歩いたり、みもすそ川公園へ行くなど何度か訪れているけど、一度も乗らずに終わってしまった。でも、2026(令和8)年に新たなゴンドラを導入して生まれ変わるというから今度は乗りたい。ほら、やっぱりまた来なければ。

ブルーウィングもじ

ここに青い橋がある。ブルーウィングもじという。これは珍しい架道橋で、船が通る時刻になると橋が真ん中で割れて上に上がる跳ね橋になっている。

ブルーウィングもじ開閉時刻表

これがその時刻。ここを観光船が出入りするので、それを通すために橋が上がり、私たちは足止めされる。

ブルーウィングもじ

まだ時間があるので渡っておく。

旧門司第一船だまり

この湾になっているところは旧門司第一船だまりといい、はしけの係留場であった。

下関の街

反対を向くと下関の街が見える。右端が関門橋、左端近くに見えるタワーが下関市街だから、橋と街はけっこう離れている。下関駅から火の山があるみもすそ川公園まで行くのにバスで20分ほどかかっていたと思う。

紙芝居

橋を渡ったところでは昔懐かしい紙芝居をやっていた。まだあるんですね。

門司税関浮桟橋

これは門司税関が設置した浮桟橋の跡。ここで荷揚げ品のチェックをしていた。100年以上前の遺構だけど、風雨にさらされながらもちゃんと残っている。

門司港レトロ展望室

さっきから写っているこの建物は門司港レトロ展望室。高さ103メートル、31階から関門海峡が一望できるビュースポットで大人気の場所だ。ここも未だに行ったことがない。再訪のネタはいくらでもある。でも、ここは来る度に次は来なければと言っているような気がする。

跳ね橋上がりました

といっているうちに跳ね橋が上がりました。こんな感じ。私が見ている間に船は通りませんでした。ここまで上がるのに5、6分かかっていた。下りるところまでは見ていないけど、同じくらいかかったのだと思う。

というわけで、14時も過ぎたのでそろそろお昼にします。今回はこんなところで。