むろととうずしお その20(岡山駅前商店街)
岡山駅前まで乗り通して終わりと思ったけど、今回の旅で5年ほど前に楠君から譲ってもらったgopro6のバッテリーがいよいよ寿命を迎えつつあるようなので、後継のgoproをいつ買うかは別として、参考のために家電量販店へ寄ってみることにした。が、その模様は割愛します。そもそも写真も撮ってないし。

電車は東山線を岡山駅方面へと進む。そこで撮ったのがこれ。禁酒会館という。明治以降の禁酒運動はキリスト教の影響の元に生まれ、横浜禁酒会の設立を皮切りに全国に広まった。この建物は1923(大正12)年に岡山県禁酒同盟によってその宣伝機関として建てられた。でも、このような会館が建てられた例は他にない。当初あった食堂は1970年代に閉店。今ではキリスト教系の書店が入っている。奥に見えるのは岡山城の西の丸西手櫓だ。ともに戦火を免れた貴重な建造物だ。

西川緑道公園電停で降りる。次が終点の岡山駅前とはいえ、まだ着いていないのに行先がもう東山に変わっている。気が早い。終着駅手前あるあるですね。

これは西川という用水路で、この西川と両端の公園を含めて西川緑道公園という。この西川は慶長年間、関ケ原の合戦を挟んで、小早川秀秋と岡山第2代藩主・池田忠雄らによって整備された用水路というから400年以上の歴史を持つ。

福武一二(ふくたけかずじ)像。元の福武書店で今はベネッセコーポレーションの福武氏かと思ったら、映画館や不動産業を営んでいる福武観光の創業者であった。私もてっきりベネッセコーポレーションかと思った。

ドラム缶焼とはいかに?調べてみると、その店は「平平平平(ひらだいらへっぺい)」という名前で、魚をドラム缶で焼いていたという。が、看板だけ残して閉業しており、今は正面に見える「肉亭 こむらさき」という焼き肉店に代わっている。

三度目?四度目?のアーケード巡り。岡山駅前商店街だ。ブレた写真が多いですが、ご容赦ください。

駅前通りだけあって、比較的人通りは少なくない。

天井を多めに入れるとブレにくい。この通りは飲食店が多い印象だ。

消火栓のフタらしく桃太郎が消火に当たっています。

左手にあるビッグカメラで30分ほど楠君からレクチャーを受けて店を出るともう薄暗い。17時を回っているから無理もない。

大きな桃の看板。

夕方の岡山駅。新幹線が停まっている。

駅前では路面電車の駅乗り入れ工事が進んでいる。駅と路面電車が直結というのは最近のトレンドになっている。

最後に岡山駅ビル内のさんすて岡山にある「讃岐の男うどん」という店でぶっかけうどんを食べて締めます。その名の通り、コシがあって美味しかった。最近のぶっかけうどんというと自分でぶっかける店はほぼなく、既にぶっかかっているのだが、ここはうどんとつゆが分けられていて、自分でぶっかけるタイプであった。久しぶりに出会えて嬉しい。ここは以前食べたことがあるので安心して食べられた。楠君も満足のようだった。
これにて今回の旅は終了。楠君は「のぞみ169号」で、私は「マリンライナー53号」で帰るのであった。
「むろととうずしお」、長々とお付き合いありがとうございました。次回からは新シリーズです。今回はこんなところで。
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