むろととうずしお その4(小松島港から南小松島駅へ)
小松島港から南小松島へ向かう。

神田瀬(かんだせ)川に架かる八千代橋を渡る。

橋の下には海上保安庁の巡視艇「うずかぜ」が停泊している。

何やら美味しそうなものが見える。しかも、「小売りします」とある。

〇産蒲鉾、入ってみました。80歳を超えるお父さんが作り、お母さんがお店を切り盛りしている。苦労話や家族のことなどいろいろとお話を聞かせてくれた。お店で食べたのが大変美味しかったので、別に天ぷらとちくわを買った。これはあとで宿で食べることにする。

15分ほど滞在してから駅へ向かう。お母さんの教えてもらった通りに歩くこと10分ほどで南小松島駅に到着。小松島市の中心駅で、特急も停まる主要駅だけど、ごく普通の駅だ。とんがり屋根が印象的だ。

駅前には「のぞみの泉」という湧水があり、ちょうど水を汲んでいる人がいた。試しに飲んでみると地下水らしく冬なのに冷たくなく、またまろやかな口当たりだった。

ぽんぽこ一家希望の像。1994(平成6)年公開のジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のモチーフとなったのは駅から北へ1キロ、小松島港よりさらに北にある金長神社だ。ちなみに小松島ステーションパークにあった大きな狸の像は映画の公開1年前の1993(平成5)年にできたというから、公開が決まってから作成されたのか?でも、この希望の像はさらに前の1990(平成2)年にできたので、実はどちらも映画とは関係ないのかも。

駅舎内の様子。窓口が日新グループの看板で塞がれている。南小松島駅には「日新四国工場玄関口駅」という副駅名が付けられている。日新四国工場は駅から東へ約1キロ、小松島競輪の隣にある。ここに工場はないにしても事務所があるわけでもない。

元キヨスクっぽい小松島市観光案内所「こまつしま観光案内ステーション」だけど、土曜日に開いていないのでやっていないのか?

ここは「ウィリーウィンキー」というパン屋が入っていた。

バスの時刻表があった。これは便利だ。こうやって共存共栄を図っていけばまだまだやっていける。

改札口。ただの出入り口と化している。

島式ホームの1面2線で駅舎とホームは構内踏切で結ばれている。地蔵橋、中田、南小松島と3駅連続で同じスタイルだ。牟岐方面。

徳島方面。駅のすぐ横に踏切がある。

駅名標。先述の日新の副駅名が表示されている。

ホームから駅舎をのぞむ。

ホーム上屋の柱にあった建物財産標。昭和24年とあるから1949年で、76年も前のものだ。戦後の復興期の一番大変だった時代からここで列車や乗客を見守っている。

そこへ阿波海南発板野行き普通列車がやってきて、

反対側からこれから乗る徳島始発の阿波海南行きが入ってきた。
これで一気に終点の阿波海南まで行く。今回はこんなところで。







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