四国みぎした旅 その19(安芸~夜須)
15時33分、安芸を出る。ここから先、後免までは旧国鉄阿佐線建設のために廃止された土佐電安芸線とほぼ重なる。重なっている分、旧線跡を高架下から見つけるのは意外と難しい。


安芸の街を見下ろしながら走る。

向こうに見えるのが駅名にもなっているあき総合病院だ。病院の最寄り駅らしくキャラクターは「あきナースちゃん」だ。

あき総合病院前を出て次に現れるのは安芸ドーム。ちょうど今、阪神タイガースの秋のキャンプが行われている。日本シリーズでは敗れたけど、セ・リーグで優勝していることもあり、大勢の人がその雄姿を見に来ている。

最寄り駅の球場前には普段無人駅だが、キャンプ対応で駅員が派遣されている。病院もキャンプも近くて便利。駅の愛称は「球場ボールくん」、分かりやすいネーミングだ。

ちょっと遠いけど、密集する住宅街の向こうに太平洋が見えてきた。

長い新城トンネルを抜けると住宅よりも田んぼやビニールハウスが目立つ。

穴内に着く。陽がだいぶ傾いてきた。

穴内を出て、国道55号と交わると穴内川を渡る。太陽が反射してきれい。穴内川というと吉野川の支流に同じ名前の川があるが、同じ県に同じ名前の複数の川が流れている例はあるのだろうか?

室戸岬がどんどん遠くなる。

赤野に着く。棒線駅が多い。松林の向こうは赤野海岸が広がる。が、ご覧の通りで、いくら高架を走っているといっても白砂青松とはいかず、白砂か青松のどちらかになってしまう。

海側は雲が多いけど、山側はこんな感じでよく晴れている。

和食(わじき)に着く。ホームには高さが22メートルあることと近くに避難場所があることが案内されていた。10メートルレベルの高さの防波堤や津波避難タワーなど高知県は昔から津波への意識が高く、東日本大震災でいっそうそれが強まっている。

これなら白砂青松?ちょっと強引か。この辺は右も左も松林になっている。

西分。天使のようなキャラクターは「にしぶんつきこちゃん」。駅南の琴ヶ浜が月の名所ということで名付けられた。

高知東部自動車の向こうに見える白いビルはよさこい温泉。手前に見えるごめん・なはり線並走する道路は旧安芸線跡。

第二、第一手結山(ていやま)トンネルを過ぎると太平洋は遠くなっていた。沈みゆく夕日が海も街も照らしている。

夜須川(やすがわ)を渡って、


夜須に着いた。正面に見えるのは道の駅やす、海水浴場のヤシィパークで、これらはみなとオアシス手結を構成する一部である。ここにもみなとオアシスがあるんですね。3連休で、しかも好天なので大勢の人が訪れているようだ。
後免まで一気に思ったけど、いろいろ書いていると量が増えたので、今回はこんなところで。







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