四国みぎした旅 その6(徳島~阿南)

これから2時間ちょっとかけて阿波海南へ向かう。この先もまた1月に行ってきた「むろととうずしお」と丸かぶりの話になることをお許しください。

キハ40

発車直前に桑野発徳島行きの列車が入ってきた。キハ40系じゃないですか。この春のダイヤ改正で髙松には上下1本ずつしか来なくなったけど、徳島近辺はエリアは狭いながらもまだ走っているので、ちょっとでも乗っておきたい。この到着を待って発車。

指導員乗車

前を向くと指導員が。撮影に支障が出るかもしれないけど、あちらは仕事、私は遊び。邪魔をしてはいけない。

ホームを外れる

ホームを外れようとしているところ。側線が多い。

穴吹行き

徳島線の穴吹行きとなる1500形がここで待機。

徳島駅を出る

徳島駅構内を出る。

徳島県庁

左に徳島県庁が見える。

新町川と眉山

新町川を渡る。その向こうには眉山がそびえる。風がなく、川面は鏡のよう。

阿波富田駅

最初の停車駅、阿波富田は棒線駅。同じくらいの乗降があった。降りるだけではなく、乗る人もいることに驚く。徳島から離れていくからといって乗ってはいけないことはないのだが、乗客が増えていくのが不思議なのだ。

二軒屋駅

島式ホームの二軒屋。ホーム上屋が木造なのがいい。

二軒屋駅

木造駅舎に構内踏切、いいですね。牟岐線にはこういう駅がいくつか残っている。

直線

二軒屋を出て少し行くと郊外の雰囲気になる。

園瀬川

文化の森を出てすぐ園瀬川を渡る。右は眉山、左は負出山(おいだしやま)で園瀬川はその間を流れている。

稲刈りの跡

初夏と間違えそうだけど、これは稲刈りの終わった田んぼ。

地蔵橋駅

島式ホームだけど、片方のレールは外されて寂しくなった地蔵橋。二軒屋同様、昔ながらの駅舎を見るとホッとする。

勝浦川

田んぼを抜けて勝浦川を渡る。右の山は中津峰山だろうか。

徳島南部自動車道

その直後、建設中の徳島南部自動車道をくぐる。

国道55号

つづいて国道55号をくぐる。55号は徳島市から室戸市を経由して高知市に至る国道だ。JR四国の「徳島・室戸・高知55フリーきっぷ」に「55」とあるのは国道55号のことである。

中田駅

間もなく中田(ちゅうでん)に着く。以前はここで降りて、かつて分岐していた旧小松島線跡を歩いた。駅舎は残念ながら簡易駅舎。

旧小松島線

すぐ発車すると左に旧小松島線が分かれていく。生垣の向こうの遊歩道がそうだ。

南小松島駅

9時50分、南小松島に着く。ホント、駅ごとに乗客が増えていく。お祭りでもあるのか?交換する阿南発板野行きは長めの3両編成。

旧小松島線を歩いた1月の旅での牟岐線は往路で普通列車、復路で今は亡き特急「むろと」に乗っている。ところで、私が現在挑戦している2度目の全線完乗だけど、その条件のひとつに各駅停車もしくはほぼ各駅停車の列車に乗ること、というのがある。これに照らすと復路は不可、往路は中田-南小松島間は乗っていないので、この区間に関しては実は条件を満たしていなかった。が、今回この一区間を乗車したことで10か月越しの牟岐線完乗と相成った。

南小松島駅

3両とも営業していてうらやましい。こちらに1両でも分けてほしいくらいだ。

白いバラスト

南小松島を出て少し行ったところでは新しいバラストが撒かれていて何だか気持ちがいい。

田野川

右手に大きな用水路が現れたと思ったら川で、田野川である。

田野川

田野川を渡って阿波赤石に入っていく。

立江川

阿波赤石を出ると立江川を渡る。

立江駅

立江もまた簡易駅舎。駅舎のあったと思われる場所には立派な木があり、ホームに沿って桜の木も並んでいるだけに貧相になっている。

羽ノ浦駅

羽ノ浦バイパスをくぐって10時、島式ホームに側線を持つ羽ノ浦に停車。ここで7分停車する。

羽ノ浦駅

木造のホーム上屋が歴史を感じさせる。ここまでカメラを出しているのならホームに下りればいいのに。私のいるこの位置に誰か来られると撮影視野が狭くなるので動かない。

阿波池田行き

10時07分、阿波海南発穴吹行きというユニークなルートの列車が入ってきた。牟岐線を走る普通列車は徳島を挟んで高徳線、鳴門線、徳島線と相互に乗り入れる列車がいくつか見られる。中でも阿波池田発牟岐行き普通列車は約140キロを4時間近くかけて走るので興味がある。ただ、夕方からの列車なので、今の時期だとほとんど暗い中を走ることになる。もっとも、夏至の頃でも半分は暗いから景色を楽しむのには向いていない。

草ボウボウ

西原を出てしばらくするとこんな路盤が。草ボウボウでバラストが見えない。保線の方にはちゃんと管理してもらいたいところだ。

阿波中島駅

阿波中島は地蔵橋同様、島式ホームだけど片側のレールがない。ホームの向こうの大きな木のところに見えるのは簡易駅舎。風景に溶け込んでいない分、駅としての魅力が減殺される。

那賀川橋梁

阿波中島を出ると勾配を登り、やがて那珂川を渡る。

那賀川

牟岐線は海が見える場所はあまりないけど、全体的に海に近いので、どの川も川幅が広い。奥にはなだらかな稜線が続く。

鍛冶ヶ峯

那珂川を渡ると正面に鍛冶ヶ峰が見えてくる。

桑野川

桑野川を渡って阿南の街に入る。左の川岸に見えるのは阿南市役所。

阿南駅構内

阿南の構内に入る。

阿南駅

10時16分、阿南着。阿南では8分停車する。さすがにここではまとまって降りていく。この写真では分かりませんが。

なぜに混む?

が、なおこの混雑ぶり。徳島を出たときよりも混んでいる。この後、比較的大きな駅というと日和佐とか牟岐あたりになるのだけど、この人たちは一体どこまで行くのだろう。

隣は板野行き

10時24分、発車。隣のホームに停まっているのは10時26分に出る阿南始発の板野行きだ。

今回はこんなところで。