敦賀へ行ってきた その16
小浜を出ると明るくなってきた。田んぼの向こうには低い山が連なる。
上中に着く。かつての急行停車駅で、今も2面2線のホームを有していて駅舎も大きい。側線があったらしいところは既にレールはないけど、主要駅らしい構内の広さだ。でも、その様子が撮れていないのが残念だ。
北川を渡る。走行中の写真が少ないのはやはり薄暗くてブレるからだろう。明るくなったとはいえ、この程度ではまだ厳しい。
大鳥羽。ここもだけど、小浜線の駅は1面1線の停留所タイプの駅でも駅舎が立派なところがいくつかある。これは農協だったり、社会福祉協議会が入ったりしているからだ。左の白い建物が駅舎で、1988(昭和63)年に駅舎を改築した当初は農協が入っていたが、今は若狭ものづくり美学舎が運営する非営利活動法人が入っていて、管理を委託されている。
明るくなってきたとはいえ、雲が低い。
十村(とむら)に着く。ここで上りの東舞鶴行きと交換する。福知山以来ずっと同じ車両ばかり出会うのでちょっと飽きてきた。
これまで見かけた駅とは違い、昔ながらの駅舎だ。跨線橋ではなく、構内踏切というのもいい。
小浜線が敦賀から開業した最初の区間の終点だったのがここ十村だ。島式ホームを有していて、側線も1本ある。ここから先は小浜線で最も古い区間になる。上り列車の到着は8分ほど遅れて、その到着を待って15時05分頃発車。
三方(みかた)は相対式ホームの片方のレールが外され、ホームだけが残っている。
廃ホームには若狭の観光案内の看板がある。
ホームが延長されているのを見るとそれほどまでに需要があったのだと古き佳き時代に思いを馳せる。そして、延長ホームは概して簡素な造りなのも全国共通だったりする。
遠くに海、と思ったら久々子湖(くぐしこ)らしい。雲が切れてきた。
美浜着。駅舎には誰もいない?かつての主要駅を思わせる落ち着いた駅舎だ。実際、この駅には急行が停まっていたので納得する。
耳川を渡る。
東美浜を出て遠くに見えるのは敦賀の街。
粟野もまたいい感じの駅舎で、降りて観察してみたくなる。
敦賀が近づいてきた。その向こうには敦賀湾が見える。
黒河川を渡って、
西敦賀に着く。次は終点・敦賀だ。
北陸本線上り線はループ線になっていて、右手の衣掛山の中を走っている。どこにピントが合っているのか分からない。
右手から北陸本線のレールが見えてきて、
笙の川(しょうのかわ)を渡る。
車両基地と北陸新幹線の高架が現れる。
木の芽川を渡ると、
約8分遅れで敦賀に着いた。東舞鶴からおよそ2時間の旅が終わる。今日は敦賀で泊まることにしている。
今回はこんなところで。
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