四国で乗っておきたい列車や車両
今年もあちこち行っているなぁ、とあらためて思う。1月から順に特急「むろと」+岡山「うずしお」、2月信州、3月山口、4月高松貨物ターミナル駅のイベント、5月岡山、三豊撮影、6月広島、7月ことでん1070形イベント、8月大阪、京都撮影といった具合だ。
行きたいところは全国各地にあるので、それを全部挙げていくとキリがない。なので、足元の四国を見ていこうと思う。なんせ、今年のダイヤ改正でいろいろとなくなっているので、まだあるうちに乗っておきたい車両や列車をピックアップしよう。

いよいよというのが、キハ40とその一党。今年の12月には新型車両の量産先行車が導入されることもあり、来春のダイヤ改正ではどうなるやら分からない。写真は2年前の5月に徳島を訪れたときのもので、そのころと比べるとかなり数を減らしているようで、私が一番利用しやすい高徳線だと夜の下りに高松発徳島行きが1本、上りは夕方に徳島発引田行き、朝の引田発髙松行きという運用。明るい時間に香川徳島県境の大阪峠を越えないという残念なことになっている。他に牟岐線の一部や鳴門線で運用があるので、運用に沿ってまとめて乗ってしまうのもいいかなと思う。

つづいては3月に「むろと」が廃止され、キハ185系を使用した最後の特急である「剣山」だ。デビューから来年で40年になり、いつ引退しても不思議ではない。その「剣山」も6.5往復あったものが4往復に減っているから、また今度とか言っている場合ではなさそう。これは去年の秋に乗ったときのもの。

上の画像は松山地区の185系3000番台。これは185系を普通列車用に改造したものだ。枕カバーがなかったり、リクライニングが効かない、シートが転換しないといった「差別化」が図られている。現在、松山発宇和島行きと宇和島発松山行きのそれぞれ始発列車に使われているので、これにも乗りたい。

あと、高松発中村行き特急「しまんと1号」にも乗っておきたい。上りには宿毛発髙松行きの「しまんと4号」もあり、これが四国を走る列車で一番距離が長い。窪川以遠の土佐くろしお鉄道部分を除いても一番長い。ただ、4号は夜間の走行なので、あまり面白くない。2700系のスピード、振り子を楽しむなら下りの1号だろう。写真は去年の6月に伊予西条へ行った際に撮ったもの。だから、隣の「うずしお1号」はまだ185系だ。
ちょっと前には宇和島発着の特急「しおかぜ・いしづち」があって、これが一番長かった。でも、予讃線は松山で、土讃線も高知で系統分割をしてしまい、短距離化が進んだ。また、髙松-松山間を通しで走る普通列車も去年まではあったのにこの春のダイヤ改正でなくなったし、土讃線にも少し前には多度津発伊野行きとか高知発琴平行きとか、高徳牟岐線にも高松発牟岐行きなどの魅力的な普通列車があったけど、今は昔だ。そんな中でも残っている「しまんと」は貴重な存在といえるだろう。車両運用の効率化という点でいえば、短距離列車のほうがいいのは分かっているけど、面白みに欠ける。


貴重な車両でいうと、キハ54(上)やキハ32も挙げておこう。急勾配に対応したキハ54とローカル線向けで車長16メートルの軽快気動車のキハ32はともに国鉄最末期の1986~1987(昭和61~62)年に製造された系列になる。特にキハ32は最後の国鉄型といえるが、ともにロングシート車両なので、実はあまり食指が動かない。現在はキハ54は全12両が現存、キハ32は全21両中5両がこの春廃車となり、ともに松山に配属されている。185系同様、いずれも登場から40年近く経つので、乗っておいたほうがいいだろう。
長距離列車が減ったと書いたけど、わずかながら徳島線~牟岐線を直通する列車で阿波池田発牟岐行きというのがある。16時56分に阿波池田を出て、20時57分に牟岐に着く。およそ140キロの区間を4時間かけて走るからのんびりしている。が、夏の日が長い時季でも後半は暗くなるので、なんだかな、といった感じ。
JR四国で私が気になる列車や車両を集めてみました。こういうのはまだ他にもあるだろう。「しおかぜ・いしづち」で8000系と8600系の乗り比べなんかも面白そう。また、時刻表上は別の列車になっているものの、乗ってみると同じ車両を使っていて、実は長距離列車だったというのもあるかもしれない。なんでも乗ってみたいですね。
今回はこんなところで。







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