広島たび その14(可部線②)
7時15分、広へ向けて発車する。行きと同じく進行方向右側の席にしたのでこれまでとは反対側の景色となる。

間もなく大毛寺川を渡る。その向こうには犬戻鳴山が見える。

とんがり屋根が特徴的な可部に着く。西口にはこんな建物が建っていたんですね。これがいつ建ったかは分からないけど、2019年には西口にバスターミナルが完成している。ここであき亀山行きと交換。左端の二つ目のライトがそう。3分ほど停まって発車。

棒線駅の中島。行きでは反対側の席に座っていたから見られなかった。何人か乗ってきた。

中島を出て少し行くと橋が見える。右の青いのが新太田川橋、左が太田川橋だ。

そして、可部線も鉄橋を渡る。

太田川。新太田川橋が太田川橋の陰になって見えない。

何気なく外を眺めていたら車と原付バイクに追い越された。駅間が短いこともあって、あまりスピードが出せない悲しさ。

国道54号を含む4つの国道の重複道路をくぐると、なかなか風情のある駅舎の梅林に停車する。駅前の赤いテントの商店らしい店舗も昔ながらといった感じだし、駅舎とホームが構内踏切で連絡しているのもいい。交換する下り列車は既に待っている。主要駅のひとつなのである程度乗ってくる。

七軒茶屋を過ぎて緑井に着く。ここではあき亀山行きではなく梅林行きと交換する。けっこう乗ってきた。上り列車だから乗客はだんだん増えていく。

山陽自動車道(2回目)。順光のほうがきれいですね。

これも2回目の安川。

アストラムラインの大町駅。

ここも棒線駅なので、行きでは撮れなかった。1994(平成6)年に大町はアストラムラインが開業した際に接続駅として新たに設置された駅だ。以前、戦中の1943(昭和18)年に休止され、そのまま事実上の廃駅となった安駅が近くにあったのだが、その復活と言えなくもない。棒線駅とはいえ、乗換駅だけに乗り降りも多い。

古市橋で下り列車と交換。

下祗園。下り線との間が妙に広いのはかつての下祗園が相対ホームではなく、このスペースに島式ホームがあった名残りである。それを差し引いても構内が広いのは貨物を取り扱っていたからだ。

安芸長束。そういえば、こうして可部線を往復してきたけど、どの駅も跨線橋ではなく、構内踏切で連絡している。行きでは分からなかったこの次の三滝もそうであった。

三滝を出て再び太田川を渡る。手前の赤いのが竜王橋、その向こうの緑のが新竜王橋、さらに向こうの高いところを走っているのが山陽本線と山陽新幹線だ。

鉄橋を渡るとまもなく多くのJRバスが休んでいるJRバス中国の本社を通る。

山陽新幹線と山陽本線が目の前に現れて、

山陽本線との接続駅、横川まで戻ってきた。ここでも下り列車と交換する。全線単線なのにこれで5回目の列車交換だ。この列車は土休日、横川で5分停車する。

到着したところで、上りの新幹線が通過していく。時刻表から推察するに「のぞみ114号」のようだけど、臨時であるこの列車は運行日に当たっていない。修学旅行とか集約臨?

5分停まっていたものの、その間何か来るわけでもなく、ただ停まっていただけで7時56分に発車する。出るとすぐ広発岩国行きとすれ違う。ここからは山陽本線になるので徐々にあちらのレールに移っていく。

新幹線に覆い被せられて開放感に欠けるけど、再び旧太田川。

アストラムラインの変わった形のトンネルが見えると新白島に着く。

京橋川まで戻ってきたら広島はすぐそこだ。奥の橋は常葉橋。

新幹線とオーバークロスして、京橋川に沿う。

もうゆっくり走っている。この都会の中のエアポケットのような呑み屋がひしめく一角がいかにも昭和でいい。再開発から免れているのか?反対していて手が付けられないのか?

最後の最後にまたあき亀山行き。さっき横川で交換したばかりなのにもう行き違っている。ただ、惜しむらくはこれだけたくさんの列車と交換しているのに、それが全部227系であることだ。115系も105系も103系も走っていたけど、今は昔。
そうして8時03分、広島に着いた。約2時間ぶりの広島である。この列車はさらに1時間以上かけて広まで足を延ばす。で、私はどうしようかな?今回はこんなところで。







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