津島神社 その2
津島神社の続きです。
ようやく津島神社へ向かいます。といっても、目と鼻の先なので歩いて1分もかからず鳥居に着く距離だ。道中、露店がたくさん並んでいる。子供を誘惑するような店ばかりだ。でも、ここは子供の神様、ちょっとくらいおねだりしてもいいだろう。
行列があるので最後尾に付く。多分、この行列が津島の拝殿へと続いているのだろう。
銅葺きの手水舎。手を清めるというよりは涼を取っているようにも見える。
どっしりとした石造りの一の鳥居。
遥拝殿。これも銅葺き。普段は本殿へ行けないからここでお参りすることになる。御朱印などを求める人の列があった。
出札口。渡橋料として大人500円が必要だ。
出札口にはしあわせ橋と書いてあったけど、この橋は津島橋といい、1933年(昭和8年)に初代が架けられ、z現在は4代目になる。奥に見える津島まではおよそ250メートルの距離があり、そこに津島神社がある。この橋はコンクリートの枠に金属の欄干、足元は木の板を並べてある。普段はこの木の板は外されており、昨日今日の例大祭のときだけ敷かれ、私たちはこうして渡ることができる。普段拝殿まで行けないというのはこういうことだ。右の通路は戻る人用。向こうから人がやってくるとこちらも動くといった感じでゆっくり進む。夜も通るので、電球が吊るしてある。
左側は詫間とそれに続く荘内半島。
右側を見ると多度津や丸亀の造船工場が見える。
いつ着くのだろう。
だいぶ近づいてきた。
東のほうに変な雲が現れたけど、ほどなく消えた。ああいうのが竜巻になるのだろうか。
やっと二の鳥居。一の鳥居より年季が入っている。
石段を上った先に拝殿がある。
拝殿。左は社務所。テントを張っているのでなんだか窮屈。でも、これも暑さ対策だろうから仕方がない。行列に並んだのは14時20分頃だった。そして、拝殿に到着したのが15時05分頃とわずか250メートル、橋の手前から並んでいるのでそれと合わせて約300メートルほどの距離を歩くのに45分もかかった。15時の列車で帰るといっていたけど、とても無理だった。
宮司の頭上に掲げられている扁額には津島神社の文字が見える。拝殿に上って祈祷を受ける人もいる。
津島神社の祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。出雲神話の始祖、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子であり、ヤマタノオロチを退治したことで知られる男神だ。創建は戦国時代が終わり、秀吉の治世となった1593年(文禄元年)。この海に住む津島神を津島に祀れば、村の子供や牛馬を病から守るという神託があり、村の人が鳥居を建てて旧暦の6月24、25日に祭りを営んだのが例大祭の始まりである。現在は子供の夏休みに合わせて8月4、5日になったという。
拝殿から向かって左手に小ぶりだけど、きれいな神輿が祀られている。駅の近くに神輿蔵があったのでそこから来たのだろう。
本殿と瀬戸内海。
瀬戸内海。来るときは真っ青な空だったけど、雲が増えてきた。
津島神社の幟が立つ。ちょっと雲が多いものの、白い幟が青空に映える。
本殿を通って逆サイド、拝殿に向かって右側、東側には小さな社があり、獅子が祀られている。
お守り売り場は大盛況。
拝殿はこの角度で撮ったほうがよさそう。
さて、そろそろ駅に戻るとしよう。まだこの行列。
石段を下りてあらためて鳥居と本殿を撮る。行列の中から撮るよりずっと奥行きがあってきれいに撮れている。右側の広くなっているところは波が打ち上げていて、子供たちが遊んでいる。石段があり、海に下りられるようになっている。
ん?怪しげな雲が…。最近、この時間帯になると夕立が降ることが多いので心配だ。行きで点いていなかった裸電球に灯がともされていた。
お疲れさまでした。拝殿を下り始めてここまでゆっくり歩いても10分とかからなかったけど、この往復だけで1時間ほどかかった。戻ってきてみると行きの行列は私が並んだときより少し短くなっていた。それはそうだろう。
津島神社と津島橋の全景。
駅に戻るとこんなものが。来たときは気付かなかったけど、これは明らかに国鉄時代からのものだろう。
津島ノ宮駅を出る下り最終が到着した頃、とうとう雨が降ってきた。それも大粒の雨で本降りだ。やっぱり夕立雲だった。でも、駅舎の軒を借りたので濡れることはなかった。暑いから女性は日傘を持っていて、それで雨をしのぎながら行列に並んでいる。
傘のない人はテントや軒で雨宿り。多分、列車は2両編成だと思うが、こんなに乗ることができるのか?
そして、ちょっと小降りになったところで、上り最終15時47分発の高松行き快速「サンポート南風リレー号」が入ってきた。少し遅れて発車は15時50分頃になっていた。乗るのに精いっぱいで列車は撮れなかった。多度津で8分停車しながらもさすがは快速、髙松には16時33分に到着した。
次回は「四国小回り」に戻ります。今回はこんなところで。
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