下松発下松行き その26
もうあと5駅で今回の小旅行も終わる。そう思うと名残惜しい。最後を飾るのは17時17分発の下関行き、115系4両編成だ。ということは、今日乗ったJR線の車両はすべて国鉄型車両ということになる。こんなことは今や全国的にも珍しいことだ。
しばらく錆びたレールが並走する。どこかの専用線とかではなさそう。
田布施に着く。田布施町の中心駅で、それだけに駅前は広そうだ。
ブレてしまったけど、駅舎も大きい。こんなの載せるなとお𠮟りを受けそう。元総理大臣の岸、佐藤兄弟の出身地であり、それがあるのかないのか分からないけど、山陽新幹線が開業する前には急行「玄海」や「山陽」の一部が停車していた。
田んぼに水が張られている。4月も末、田植えも近い。
のどかな風景が続く。
岩田に着く。2面3線っぽく見えるけど、フェンスがあるのは元2番線と思われ、今は2面2線になっている。
岩田駅の駅舎。なんだか風情がある。
ホームの有効長が長い。いかに長大列車が行き交っていたか。
岩田からまっすぐ西へ進まず、高いところを避けて北へ迂回しながら走る。すると、上下線が分かれる。
そして、上下ともどもトンネルに入る。
こちらはもう田植えが終わっている。多分、お盆には稲刈りだろう。
ちょうど24時間ぶりに島田に着く。詳しくはこちらをどうぞ。
島田川を渡る。しばった準備が
間もなく光に着く。駅名標ではなく、観光案内なのですが、ここに書かれてある室積海岸は山口県内でも有名な海水浴場だ。
大勢乗ってくる。ここは2番線。向こうに白線が残っているので、かつての1番線であることが分かる。今は階段やスロープが設けられて駅舎と直結になっている。
反対側のホームは5、6番線となっている。中線が1本あるけど、以前はもう1本あり、3、4番線であった。残っている手前のレールは4番線だ。スペース的にはもう1本敷けそうだけど、
これを見れば分かるかと思う。跨線橋の支柱がこうも場所を塞いでいれば3本も4本も敷けそうにない。この手前のスペースにもう1本、これで中線が3、4番線。向こうのホームは島式ホームで5、6番線ということになり、2面4線の駅であることが分かる。かつては特急も停まっていたから納得だ。
光に来ると目につくのがこの虹の絵。これは近くに虹ケ浜があることに由来するものだけど、この駅の開業当初の駅名は虹ケ浜であった。1941(昭和16)年に光に改称されている。光も悪くないけど、虹ケ浜という名はロマンチックでいいと思うのだが。
広い構内の
複雑な配線を過ぎて、
ちょっとだけ拝める瀬戸内海を見ると
下松に着く。こうして、下松発下松行きのぐるり一周約13時間の旅は終わりを告げた。
ゆっくり鉄道に乗り、行き当たりばったりながらフラッと立ち寄って観光をしたり、コンパクトにまとまったなという印象。またやってもいいと思った。
今回はこんなところで。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません