どこへ行こうか 関東編5
今回は東京都。通り道だとさんざん書いてきたが、ちょっとは観光をしている。そこも含めて書いてみます。
観光地ではないけど、東京駅。威風堂々というにふさわしい佇まい。これを見に行くだけでも訪れてもいいと思っている。内装も見もの。
少し歩けば皇居がある。元江戸城で、今は天皇のお住まいになっているこの地は東御苑、皇居外苑、武道館がある北の丸公園が一般に公開されている。皇居東御苑は大手門をくぐって三ノ丸、二ノ丸、本丸を経て天守台へ至る。富士見櫓、大番所を通って桔梗門を抜けると皇居前広場、皇居外苑に出る。よくニュース映像でジョギングをしている人が映るところだ。これを抜けると二重橋や楠木正成像、井伊直弼が暗殺された桜田門が見られる。警視庁のことを「桜田門」というが、それは桜田門のそばにあるからだ。
また、東京駅八重洲口から同じくらいの距離を歩けば日本橋がある。でも、首都高速の高架の下にあるので、ちょっと圧迫感がある。
ベタではあるけど、東京タワー。高さ333メートルは伊達ではない。展望台の足元がアクリル板なので、高いところが苦手な人は足がすくむかもしれない。見晴らしは断然いい。
そして、その間近にあるのが増上寺。徳川将軍家の菩提寺として、2代秀忠、6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の6人の将軍が眠る。菩提寺なのに15人中6人とは少ないような気がすると思ったら、同じく菩提寺である寛永寺に4代家綱、5代綱吉、8代吉宗、10代家治、11代家斉、13代家定の6人、残る家康は静岡の久能山、家光は日光の大猷院(たいゆういん)、慶喜は谷中霊園となっている。家康と家光は江戸以外での埋葬なので別にして、残る13人は駅でいうと、増上寺が浜松町、寛永寺は鶯谷、谷中霊園は鶯谷もしくは日暮里が最寄り駅で、すべて山手線沿線である、それほど離れてもいない。
これもベタ?東京スカイツリー。こちらは上ったことがない。東京タワーより300メートル高い634メートルなので、このくらいの距離からでないと撮影は厳しい。こちらは上ったことがないけど、当然東京タワーよりも遠くが見える。これは隅田川の吾妻橋から撮ったものだ。
ここへ来たら、浅草寺は外せない。この雷門から仲見世、宝蔵門を経て本堂や五重塔へ続く参道はものすごい人であった。早くその頃に戻ってほしい。あと、アメ横も歩いてみたいし、上野恩賜公園も行ってみたい。家族連れには上野動物園か。
冒頭の皇居が東京駅、スカイツリーと浅草寺は上野駅が最寄りなので、これも山の手線沿線にあたる。浜松町から鶯谷にかけてこれら名所群を串刺しできる。
山手線からは外れるけど、相撲が大好きな私としては総武本線・両国の国技館も行ってみたいし、飯田橋にある「東京のお伊勢さん」東京大神宮もお参りしたい。地下鉄に乗って菅原道真の湯島天神や戦没者の英霊が祀られている靖国神社は訪れたいみたい。海側に目を向ければ、新橋からゆりかもめでお台場へ。そこからレインボーブリッジも眺めたい。同じく新橋から築地市場で魚介類を食べるのもいい。羽田空港飛行機の発着以外にも何かと面白そうだ。
山手線の山の手側だと明治神宮、代々木公園、そして新宿御苑を歩きたい。私はビールが好きなので恵比寿ガーデンプレイス・ヱビスビール記念館で工場を見学して、できたてのビールを飲みたい。そして、都電荒川線に乗ってみたい。
山の手線エリアを出ると高尾山だろうか。途中までケーブルカーやリフトがあるし、こういう乗り物を使わなくても駅から3キロ程度で山頂まで登ることができるので、登山をしたことがない私でも登れそうだ。山頂まで登ったら高尾山薬王院もお参りしたい。温泉もあるので汗を流せる。
西多摩の日原鍾乳洞はここが東京であることを忘れさせるような場所だ。奥多摩地方はそういうところばかりだ。それ故、鉄道では行きづらいところでもある。あと、小笠原諸島も人気だけど、週に1便の船にまる1日乗るというのはなかなか厳しい。行くとしてもリタイヤしてからのことになるか。
グルメは何があるだろう。江戸前寿司や先に挙げた築地の海産物が筆頭にくるか。月島のもんじゃ焼きは私のような庶民にはちょうどいい。あと、うなぎや蕎麦も東京というより江戸っぽいのが粋な感じがする。
こうして見ると、歴史にまつわるものは山手線周辺、自然は郊外に多い傾向だ。やっぱりそうなるのかと改めて見て思った。そして、私も案外いろいろ周っていたのであった。
今回はこんなところで。
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