気ままな旅 その12(糸崎駅)

糸崎駅駅名標

次の列車は13時42分なので、ちょっと時間がある。

115系

115系、いいですね。

115系と227系

広い構内は今も昔も変わらない。これは糸崎機関区があった名残りだ。今では機関車の代わりに115系と227系RedWingとUraraの新旧電車が並ぶ。

227系2態

2種類の227系は福山-三原間で見ることができる。

岡山方面

岡山方面。1、2番線に大勢の人がいるのは13時11分糸崎終着の列車に接続する13時32分発の相生行きがこの日(水曜日)は運休で、次の13時57分発の福山行きを待っているためだ。このあと、13時55分終着の列車もあり、2本の列車が福山行きへの乗り換えとなるので、その車内は恐ろしいことになりそうだ。

糸崎のホームといえば、数十年前までは洗面所があった。蒸気機関車のばい煙で顔や手が真っ黒になるのをきれいにしましょうとというものだが、蒸気機関車が走らない今となっては無用なのか、見当たらない。それでも最近まで残っていたことに驚く。

広島方面

私が乗ってきた列車は広島方面へと去っていく。このあと、その福山行きになったのか、側線へ引き上げたのかは分からない。跨線橋の向こうに駅舎が見える。ちょっと改札を出てみようと思う。山陽本線は何度も行き来しているのに糸崎は駅から出たことがない。

ホームから駅舎

3、4番線から駅舎を撮る。

貨物ホーム上屋

跨線橋を渡って駅舎側へ移動する。これは貨物ホームの上屋。

年季の入った跨線橋。13時57分発の福山行きが1番線に入っている。

跨線橋

糸崎は島式ホーム2つ、2面4線を有する。

貨物ホーム

木の柱が歴史を感じさせる。

改札口と待合室

改札を通る。

待合室

銀行のATMがあるところにかつてはキヨスクがあったのかな?

発車案内

発車案内。

元出札口と改札口

窓口は閉ざされ、なんと無人駅になっている。無人化されたのは2020(令和2)年からだ。

糸崎駅

駅名の扁額?は昔からのもののようだ。駅舎の造りもいい。

糸崎は1892(明治25)年に山陽鉄道の尾道-当駅間が延伸した際に終着駅である三原駅として開業。1894(明治27)年に広島まで延伸。このとき開業した新駅に三原の名称を譲って、当駅は糸崎となる。1906(明治39)年に国有化、山陽本線の駅となる。全盛期は機関区を持ち、優等列車や貨物列車が多数行き交った。

糸崎駅

戦前っぽい雰囲気の駅舎は開業時からのものだろうか?

糸崎駅駐輪場

国鉄チックでいい。

詰所

これは次の列車に乗ってから撮った詰所。糸崎は至る所に国鉄時代の古き佳き遺構が残されている。

今回はこんなところで。