気ままな旅 その16(広島~岩国)

広島では3分停車して16時15分に出る。広島から徳山までは1897(明治30)年に延伸開業した区間になる。

短くなったホームを出ると駅チカにこんな魅惑のエリアがある。ディープなにおいがする。

京橋川を渡る。上は新幹線、道路橋は常葉橋。

新白島(しんはくしま)を出ると旧太田川を渡る。

横川に着くとオタフクソースの大きな看板が見える。

ここは可部線の分岐駅だ。向こうに見えるのは可部線のあき亀山行きの普通列車だ。

つづいて太田川放水路を渡る。ここで列車は左にカーブして太田川に沿うようにして走る。

西広島。奥に見える銀色の屋根は広島電鉄の宮島線の西広島電停だ。ここから宮島口まで並走する。

場所によるとこんなに近くを走る区間もある。高須電停に停車する3900形。

少し離れた後、近づいてきたと思ったら電車がたくさん留置されている。広電荒手車庫だ。

大勢の人が待っているのは新井口。駅の近くにショッピングモールのアルパークがあり、春休みとあいまって乗降ともに多かった。

ぴったり並走。道路は国道2号。

八幡川を渡る。

広電地蔵前電停の向こうには海が見えてきた。右に見える山は宮島だ。が、それも間もなく見えなくなり、トンネルに入る。そのトンネルを抜けると少し高いところを走っているのに住宅やビルで海は見えない。

阿品の手前で広電と国道2号が入れ替わって、2号がこちらにきた。そして、ようやく海と宮島が現れた。

宮島ボートの前を通ると、

宮島口に着く。平日でも多くの人で賑わっている。

宮島焼というのがあることを初めて知った。

宮島の前後はいつもこんな感じで渋滞している。

前空を出ると宮島がどーん。

区間列車が多く設定されている大野浦を出ると再び宮島がきれいに見えるところを走る。とはいえ、ここまで来るとだいぶ西へ外れてきているので、そろそろ見納めといったところか。

すると、今度は右手に工場の煙突が林立しているのが見えてきた。岩国か大竹か。

玖波を出ると恵川を渡る。

山陽自動車道の大竹インターチェンジを過ぎ、工場群が見えてきて、

コンテナを載せたコキの長い編成が何本も並ぶ大竹に着く。

大竹は広島県最後の駅で、貨物駅も置かれている。側線の多さが物量の豊富さを物語っている。

入れ替え用のED300ハイブリッド式機関車。

大竹を出てからのハイライトはこれ。廃線跡なのだが、

で、こちらは広島山口の県境をなす小瀬(おぜ)川。これでいよいよ山口県に入る。

左へ分かれるのは先ほどの廃線跡。これは三井化学大竹岩国工場の専用線であった。

こちらのほうが工場へ向かっている感があって、より分かりやすい。

和木は2008(平成20)年にできた新しい駅だ。なので、相対式ホーム2つの2面2線の簡素な造りの駅だ。

またまた側線が現れるも今度は貨車ではなく、電車が停まっている。

いや、貨車もいますね。

大勢の人が待つホームに滑り込んで、

17時05分、岩国着。糸崎から2時間ちょっとで着いた。乗ってきた列車は折り返し17時10分発の西条行きになるものと思われる。
この辺りは海がちらほら見られる区間なので、外を眺めていても飽きることがない。次の列車でラストスパートをかける。今回はこんなところで。






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