気ままな旅 その3(福山~鞆の浦)

福山でかねてから行きたかったのは鞆の浦だ。

鞆の浦行バス

8時半のバスに乗って向かう。運行しているのは元鞆鉄道のともてつバスだ。本当は1本前の8時のバスに乗りたかったのだけど、あれだけ時間を喰ってしまえばそれは無理というものだ。

道路建設中

福山の駅前通りを南に下りて市街地を抜け、県道22号で西へ。新たな道路が建設されている。

草戸大橋

草戸大橋を渡る。この幅の広い川は芦田川だ。

芦田川

橋を渡るとしばらく芦田川に沿う。向こうに見えるのは水呑(みのみ)大橋。

瀬戸内海

芦田川から離れ、しばらく内陸を走った後、瀬戸内海に出る。

鞆未来トンネル

鞆未来トンネル。まだ工事中だけど、この数日後の3月30日に開通した。

鞆の浦バス停

本来は30分のところを10分ほど遅延して鞆の浦に到着。

仙酸島

仙酔島。

ともてつバスセンター

道の反対側にはお土産売り場と観光案内所がある。

土産売り場

ちょうどお店が開いたところ。周りに水産会社が多いこともあって、珍味や干物が多い。

保命酒

そして、鞆の浦といえば保命酒。薬味酒で、その製造過程で16種類の生薬が用いられている。よく知られるところでは養命酒があるけど、養命酒が医薬品であるのに対して、保命酒は医薬品ではない。以前、鞆の浦に行きたいと思い、いろいろ調べているとこの保命酒を見つけ、母に贈ったことがある。疲れが軽減されたという。

おひなさま

おひなさまが飾られている。

鞆鉄道

何より気になったのが鞆鉄道の資料コーナーだ。

鞆鉄道は1913(大正2)年に野上-鞆間で開業、翌年福山町-野上間開業、さらに1931(昭和6)年に福山まで延長し、蒸気機関車やガソリンカーによる輸送が行われていた。多い時で13往復走っていたという。しかし、並走するバスの本数が多かったこともあり、それに譲る格好で比較的早い時期である1954(昭和29)年に廃止されている。

鞆鉄道

蒸気機関車牽引の客車列車だったことが分かる。

鞆や鞆鉄道の史料

鞆の浦のポスターや鞆鉄道の貴重な写真が並ぶ。復活しませんかね?

では、これからもっと昔に触れに行こうと思う。今回はこんなところで。