惜別おろち号 その2
8時45分、出雲市を出た「おろち号」は宍道まで山陰本線を走る。
最初の停車駅・直江でさっそく下り列車との交換がある。8時53分に着いて10分停車する。
出雲市では分かりにくかった1号車の外観。10分停車のせいか、ご覧の通り乗客はほぼホームに下りている。
やって来たのは特急「スーパーまつかぜ1号」だ。187系の2両編成。京都-博多を走った元祖「まつかぜ」のことを思うとたった2両というのは寂しい限りだ。
あらためて車内を見てみる。最後部から2号車に向かって撮る。
窓は大きく、元の車両の2枚分を取ってあるので横に長い。
窓の上には様々な絵が描かれている。
最後部。展望室というのでもないけど、かつての20系客車のナハネフ22を思わせるスペースだ。荘原に到着するところ。
荘原駅。駅舎には「ようこそ 日本三美人の湯 出雲湯の川温泉へ」とある。島根にも湯の川が温泉があることを初めて知った。
5分ほど走ると木次線のレールが見えてきた。手前の錆びたレールではなく、中央の柵の辺りに見えるのが木次線。
9時17分、宍道に着く。ここで11分停車する。臨時の、しかもトロッコ列車だからのんびり走る。下りたことはないけど、こちらからの外観だけでも趣きのありそうな駅舎だなと思う。
自己主張が激しい。
木次線は黄色い駅名標。
広島へ行けないことはないけれど…。古き佳き国鉄時代が今なお残る。
PRにも余念がない。
木次線専用だった旧4番線。今は立ち入ることはできないけど、跨線橋でホームまで下りることはできる。編成を撮るのはこちらからのほうが断然いい。何回か木次線を利用しているけど、ここから乗ったことがあるような気がする。奥に見えるのはキハ120。「おろち号」の運転がない日はあの車両が運用に就いているのだろう。ホーム上屋を支える木の柱がいい。
席に戻って旧4番線を撮る。駅名標の枠だけ残っている。0キロポストはもちろん木次線の起点を示すものだ。
9時28分、いよいよ木次線に入る。今回はこんなところで。
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