広島たび その32(岡山~高松)
最終回ですが、残るは髙松までの快速「マリンライナー」なのだけど、普段は岡山で終わるところを今回は記事にしようかなと。可部線でも広電でもそうしたし、「マリンライナー」も逆サイドなので景色もまったく異なるから。

18時13分発の快速「マリンライナー53号」に乗る。あらかじめグリーン車を取っていたので、2階席からの眺めになる。行きではグリーン車も指定席も利用しないけど、帰りは席取りがしんどいので近頃はどちらかを利用することが多い。

吉備線が分かれ、

山陽本線を跨ぎ、

山陽新幹線をくぐる。

岡山機関区。ディーゼル機関車が見える。

そのまま高架に入る。岡山機関区を出て少し行ったところから複線が始まり、

大元を過ぎた国道2号岡山バイパスあたりまでが複線化されている。

2階席にいるというのは遠景の画像では分かりにくいけど、駅の通過だとこの通り。駅で待つ人を見下ろす形になる。

30分ほど前、「その31」で渡った笹ヶ瀬川を再度渡る。

再び複線になる。風はなく、田んぼに空の情景がきれいに映り込んでいる。

妹尾で停車。日中の「マリンライナー」は宇野線部分の岡山-茶屋町間で妹尾とこの先の早島で千鳥停車している。妹尾を出るとすぐ単線に戻る。

備中箕島(みしま)を過ぎるとまた複線となり、岡山平野をひた走る。正面の看板は讃岐の銘菓・かまどだ。

早島で「マリンライナー52号」と交換。向こうは停車、こちらは通過。

次の久々原(くぐはら)を通過すると単線になり、高架に入る。次は茶屋町なのだからそのまま複線でいけばいいのに。それらしい用地も見られたのでできないことはないだろう。正面には香川県が大元のスーパーマーケット・マルナカが見える。

18時26分、茶屋町に着く。ここから児島にかけて高規格路線に入る。

倉敷川。

宇野線が分岐していく。直後に「南風22号」と交換する。

植松、木見、上の町を通過して児島が近づいてきて小田川。「その31」で新幹線から見た小田川とは別の川。同じ都道府県なのに同じ名前の川が複数あるんですね。こんなことは他にもあるのだろうか?

18時34分、児島に着く。ここでJR西日本から四国の乗務員に交代する。

児島を出ると鷲羽山ハイランドの観覧車が見える。

鷲羽山トンネルを抜けて瀬戸内海に出る。下津井港がちらっと見える。

この辺が岡山香川の県境。左の島は坂出の櫃石島。

塩飽諸島。奥の大きな島は丸亀の本島。

与島パーキングエリア。

「しおかぜ26号」と交換。

四国に入って、瀬戸大橋記念公園の瀬戸大橋タワーが現れる。

「ようこそ」というより「おかえり」ですかね。ちょうどこの辺りで坂出方面と宇多津方面とに分かれていく。

さぬき浜街道をまたぐ。

デルタ線の様子がよく分かる。目の前に横たわるのは大束(だいそく)川。

高架に入って少し行ったところで県道19号と交わる。その先に見えるのは讃岐富士の飯野山。

18時51分、坂出着。次は終点高松。高架を下りて間もなく「マリンライナー56号」と交換する。

綾川。この辺りにかつての讃岐の国府が置かれていた。

その綾川を渡った直後に見える橋っぽいのは予讃線の単線時代の橋脚跡。今の讃岐府中駅は築堤の上にあるけど、かつてはこの橋脚跡が示すようにその下を走っていた。路盤の跡は道路に転用され、駅のあったところは自転車置き場になっている。これは「よんさんとお」の1968(昭和43)年10月ダイヤ改正で国分-鴨川間の複線化に際して付け替えられ、今なお残る遺構だ。ここから国分にかけては単線の遺構らしき盛り土が現行線に並走して見られる。

きれいなおむすびが3つ。髙松方面の列車に乗っていて端岡附近を走っていると見えてくる風景。

珍しい貨物列車。

衣掛(こかけ)池。

本津川を渡る。向こうに見える山は浄願寺山(右)と石清尾(いわせお)山。

香西付近で「いしづち23号」と行き違う。

香東川。向こうに見える鉄橋は予讃線の下り線。髙松はもう近い。

サンライズ瀬戸の285系をはじめ、2700系や7000系が並ぶ中、キハ47の姿も見える。キハ40の一党はずいぶん勢力を減らしていて、高松口では上下1本ずつしか走っていない。

19時06分、高松に滑り込むと…え?なにこれ。

岡山では撮るのを忘れていて、高松に着いてから撮ったのがこれ。右の「マリンライナー58号」はあと5分ほどで出るのだが、立ち客がいるほどの混雑で、我が「マリンライナー53号」を待つ人も大勢いた。それも若い女性ばかりだ。いくら休みの日の夕方でも多すぎる。あとで聞いたところによると、この春にオープンした高松駅から徒歩数分の所にある、あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ)で前日から行われていたINIのコンサートに行っていたファンのようだ。男性11人のボーカルユニットということなので、女性に人気なのだろう。おじさんの私は初めて聞くアーティストである。
行き以上に写真を貼りまくった帰りの「マリンライナー」ですが、岡山行きの上りより高松行きの下りのほうが見どころが多いので、いきおい偏りは出てしまう。
ともあれ、これにてひたすら鉄道に乗るだけの広島遠征旅は終わりです。長々とお付き合いいただきありがとうございました。さて、次は何をするかな?今回はこんなところで。







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