こんぴらさんへ行ってきた その6
銅の鳥居をくぐる。
少し上がると右手に社務所門がある。その名の通り元々は書院の横にかつて社務所あり、その名残でこの名がある。
書院では丸山応挙や伊藤若冲の画を見ることができる。
こういう画を見たことがある人も多いだろう。
金刀比羅宮の由緒。御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇であり、鎮座して約3,000年とある。1940(昭和15)年の皇紀2,600年…初代の神武天皇が即位した年のさらに400年も前からあるということだ。伊勢神宮の創建がおよそ2,000年前で、それよりも古いというのはなかなかないのではないか。
年中祭典。7月だけ何もないように見えるけど、月次祭(つきなみのまつり)が毎月あるから一年中何か祭りが催されていることになる。
ここを左に折れる。
先の石段を上ると左には木の神馬が立つ。この木馬舎と木馬もまた松平頼重公の献納だ。
この横にある展望台の下に資生堂が経営する神椿というパーラーがある。景観を損なわないように配慮しているのか参道を歩いていても目立たない場所にある。
ここを右に折れた右手に書院の門がある。ここから書院には入れない。
さらに石段を上る。ゆっくり上るので何人にも追い抜かれている。
石段を上って目を引いたのはこのイチョウ。鮮やかな黄色だ。
手水舎。
銅の神馬。
祓戸社(はらえどしゃ)。背織津姫(せおりつひめ)ほか三柱が祭神で穢れを祓え清めてくれる神様だ。ここで身を清めて参詣する。
火雷社。火産霊神(ほむすびのかみ)ほか5つの神を祀る。浄火、鎮火、消防の神であり、疫病を防ぐ神でもある。
この先にあるのが本宮かと見まがうような立派な旭社。祭神は天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)で天地開闢(てんちかいびゃく…世界のはじまり)の神々を祀っている。社殿そのものは1837(天保8年)の建造というから意外と新しい。
金陵の酒樽が奉納されている。
天水鉢も大きい。
旭社の向かいには廻廊がある。ここで休憩する人が多い。この石畳のほうへと向かう。
みちしるべ。右御大社、左下向道とある。ここからは上りと下りが分かれていて、右から上って左から下りるということだ。
次回はいよいよ本宮の予定です。今回はこんなところで。
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