岡山逆台形の旅 その5(野々口~福渡)

野々口を出る。

もう8時を過ぎたというのに車はまだヘッドライトを点けて走っている。外がそんなだから車内の蛍光灯も窓に映り込んでいる。

駐車場やロータリーが整備され、開けた駅前の金川に着く。駅舎もコンクリート製に生まれ変わり、無機質感は否めないけど、駅全体がきれいになっている。

反対側のホーム。ホームには待合所があり、向こうに車庫が見える。ホームの背後の広いスペースはこの辺でさかんな林業で産出された木材を積み出していたのだろうか。

金川を出るとグランドマートという岡山県下に3店舗を展開しているスーパーマーケットが見える。こういう旅先で見かける地元のお店って車だとつい寄ってみたくなる。

ついに旭川を渡るかと思ったら、支流の宇甘川(うかいがわ)であった。が、支流とはいえ、一級河川である。

すっかり寂しくなった田んぼを横目に列車は進む。

宇甘川をかすめるとここから両者離れていき、列車は山に分け入っていく。

蓑地トンネルで山を抜けると少し高いところを走る。

徐々に下りて、建部に着く。木の柱、板塀、ベンチ、瓦屋根といった木造駅舎が落ち着きを感じさせる。駅周辺も昔からの建物が残り、古き良き時代の佇まいを今に伝えているかのようである。1900(明治33)年の開業時から建つ駅舎は国の登録有形文化財に指定されている。いつまでも残しておいてほしいものだ。

建部を出た列車は河岸段丘の上を走る。向こうに見える山の手前を旭川が流れる。

ここで初めて旭川を渡る。

旭川に並走する国道53号をまたぐ。53号は岡山と鳥取を結ぶ国道で、かつての急行「砂丘」のようなルートになている。

8時27分、終点福渡に着いた。
いつものことながらなかなか進まないけど、今回はこんなところで。







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