西条酒まつり その2

酒蔵を見て回っていると10時になろうとしていた。そろそろ会場へ行こうと思う。

美酒鍋会場

チケットを買えば入れる美酒鍋の会場。こうして見ても一人客なんていそうにない。

美酒鍋パンフレット

こういうチラシをもらってきた。次はだれかと来ねば。美味そう。別に酒飲みでなくても楽しめそうな鍋だ。

美酒鍋の店

裏面には美酒鍋を食べさせてくれるお店が並ぶ。これをやるなら泊まりは確定。

神輿が入場

西条中央公園のテニスコートがメインステージになっていて、ちょうど神輿を担いだ中高生らしい男の子の一団が入ってくるところだった。

太鼓の演舞

その脇では神輿を迎えるかのように太鼓の演舞が披露されている。

酒ひろば入り口

そして、西条駅前を南北に貫く県道195号・ブルーバールを挟んだ西側の西条中央公園へ向かう。ここが今回のメイン会場だ。

酒まつりチケット

ここからはチケットがないと入れない。これは事前にコンビニエンスストアで買っておいた。コロナが下火になったとはいえ、日と時間が決められていて、2時間半だけ会場にいられるようになっていた。もっとも、2時間半も飲み続けるのはしんどいので1時間くらいで出てきた。

来場者用おちょこ

チケットを見せるとパンフレットとこのおちょこをいただいた。これで飲んでくださいと。2.5勺(45ml)と小さなおちょこだけど、それはより多くの銘柄のお酒を飲んでもらいたいという主催者の想いなのだろう。あと、ちょっとしたおつまみと和らぎ水(いわゆるチェイサー)ももらえる。

全国銘酒出品目録

パンフレット。タイトルは「全国銘酒出品目録」となかなかカッコいい。パンフレットといっても、参加している800以上の銘柄を載せているので20ページ近い冊子になっている。

協力蔵元全国マップ

会場で試飲できる銘柄の一覧。細かすぎて分かりにくい。中央上端に全国833銘柄とある。2時間どころか、1日いても飲み切れない。なので、ピンポイントで好みのお酒を狙って飲むしかない。みんなそうしているようだ。

ちなみに香川県からは綾菊酒造、勇心酒造、川鶴酒造、小豆島酒造、西野金陵の5メーカーが参加していた。「悦凱陣」で有名な丸尾本店は来ていなかった。

会場の様子

会場の中は大盛況。全国から美味しいお酒が集まるのだから納得。もちろん、お酒だけではなく、つまみやグッズを販売するコーナーもあった。入場の際にもらうおつまみと水だけで飲んでいたら体がもたないだろう。写真にもちらほら写っているけど、グッズには酒枡も売られていて、それで飲む強者もいた。

中国地方ブース

で、ここが中国地方のコーナー。せっかくなので私はここで西条の銘柄を中心に広島、山口のお酒を飲んだ。

飲んだのは「賀茂泉 朱泉(しゅせん) 本仕込」、「福美人 純米吟醸」、「西條鶴 純米 大地の風」、「亀齢 純米酒 寒仕込」…ここまでは東広島のお酒。あとは山口の「金冠黒松 純米酒」の5銘柄、6杯飲んだ。なので、2.5勺×6=270ml、1.5合と案外飲んでいなかった。

1時間ほど会場でお酒を楽しむと再び酒蔵通りへ向かう。会場で試飲していいなと思ったお酒を買うためだ。2つの酒蔵をのぞいてみる。

賀茂泉ラベル

賀茂泉。ラベルが並ぶ。

賀茂泉

昔のおちょうしやおちょこが展示されている。

賀茂泉垂れ幕

紅白の垂れ幕がきれい。

貯蔵タンク

貯蔵タンク。ひんやりしている。

酒泉館

酒蔵の隣には洒落た洋館が建っている。これは「酒泉館」という賀茂泉がやっているお酒喫茶。賀茂泉のお酒が楽しめ、喫茶店感覚で飲めるという。なかなか面白い趣向だと思う。隣接して「藍泉館」という藍染ギャラリーもあった。

大勢の人

ますます人が増えているようだ。

白壁

こういう白壁いいですね。

酒まつりの提灯

おちょこと同じデザインの提灯がそこかしこで見られた。このタヌキがかわいらしい。

福美人

続いては福美人。飲んだ中では私的には福美人がよかったのでここに決めた。

広島カープ募金樽

広島カープの発足当初に行われていた「樽募金」はここ福美人が発祥だ。

福美人

コーラスが始まるようだ。ここでもお酒にまつわる展示品が見られるが、写真右の揮毫はよく見ると総理大臣○○と書かれてあり、歴代の総理が書いた「國酒」と書かれた額が並んでいる。

福美人試飲コーナー

ここで純米吟醸をいただく。で、隣の販売コーナーで大吟醸を2本、この夜からお邪魔する楠君のと私のを買って帰る。それが「福美人 大吟醸 雫酒」だ。

福美人酒樽

こういうのを見るとそそられる。

ちょっと休憩

たくさん飲んだからちょっと休憩といった感じ。

四日市宿本陣跡

四日市宿本陣跡。さすが本陣というだけあって立派な門構えだ。庶民は泊まれません、泊めてくれません。

加茂鶴はまだ行列

加茂鶴は酒まつりがスタートして2時間以上経つのにまだこの行列。

酒蔵横丁

お酒が何でもありそうな酒蔵横丁。

大勢の人

老いも若きもお酒に酔いしれている。親に連れられてやって来たお酒の飲めない若すぎる子どもたちもそれなりに楽しんでいるようです。

くぐり門

今は酒蔵通りの観光案内所となっているくぐり門。かつては奥にあった芝居小屋「朝日屋」の入り口であった。

大勢の人

そろそろ駅へ戻ろう。右端の人はビールを飲んでいる。たしかにこの日は暑かった。

こうして、約4時間過ごした西条を後にするのであった。今回はこんなところで。