四国みぎしたの旅 その2(高松~志度)

2025年11月9日

発車

6時41分、高松を出る。窓が汚い。水玉というかウロコ状というか斑点が見える。これは水洗いしたときに水だけ蒸発してカルキ分が残ってできたものだ。なので、石状になっていて一旦付着すると薬品でも使わないと除去することは難しい。

予讃線と分岐

1分ちょっとで予讃線と分かれる。

昭和町

最初の駅の昭和町からもう乗ってくる。日曜日の下りなんですがね。部活へ行く高校生を中心にこのあとも駅ごとに乗客が増えていく。

県道33号

旧国道11号の県道33号。明るくなっているけど雲が厚い。

栗林トンネル

栗林トンネルに入る。街中でトンネルというのはあまりお目に掛かることがない。

中野稲荷神社

栗林公園北口を出ると中野稲荷神社が見えてくる。この少し北に中野天満神社があるが、それと関係はあるのだろうか?ちなみにこの中野稲荷神社は高松藩松平5代藩主・頼恭(よりたか)が創建した神社だ。

栗林公園への入り口

栗林公園北口は文字通り栗林公園の最寄り駅で、北口まで徒歩3分で行ける。栗林公園は讃岐松平の大名庭園として有名だ。いずれ拙ブログでもやりたいが、半日くらいかけないと回り切れないのではないかと思われる。

中央通り

中央通りの国道30号。

ガラスに映る

中央通りを横切ってすぐにあるビルはガラス張りで、自分の乗った列車が映る。

デビューしたてのアンパンマン列車

ことでん琴平線を撮り逃して、朝陽が差す栗林のホームに入ると、アンパンマン列車が停まっている。上りの特急「うずしお2号」で、10月25日にデビューしたばかりの2600系のアンパンマン列車だ。ここで4分停車する。既に「うずしお」は待ってくれているのになぜ4分も停まるのか?ホームで立つ人はこちらにも「うずしお」にも乗らない。なぜ?

上り列車と交換

すると、引田始発の普通列車が入ってきた。「うずしお」との交換は確認していたけど、こちらまでは気が付かなかった。この列車は屋島で「うずしお」に抜かれている。で、屋島を「うずしお」の2分後に出て途中木太町を経て8分で到着している。所要時間の差は3分だ。案外、速い。

ことでん長尾線とオーバークロス

栗林を出て、御坊川を渡り、ことでん長尾線をまたぐ。更地ができて見通しがよくなっている。

詰田川

詰田川を渡り、

春日川と屋島

木太町を出ると春日川を渡り、

新川と屋島

新川を渡る。

屋島

日本はおろか世界でも有数のクレーンメーカーであるタダノの向こうに見える屋島。少しずつだが、その姿を変えている。

屋島七変化

7時01分、源平合戦の舞台の一つにもなり、那須与一の扇の的でも知られる屋島に着く。四国霊場八十四番札所の屋島寺がある屋島も取り上げたことがないのでぜひやりたい。

屋島七変化

屋島を出てから見える屋島(ややこしい)はこんな感じ。高松側から見るのとはまるで違う山のようだ。

屋島七変化

これまたまた違う形に。この辺りを走っていると、屋島の山容の変化が面白いので一粒で三度も四度もおいしく?眺めていられる。

五剣山

続いては五剣山。ここには八十五番札所の八栗寺があり、ロープウェイでアクセスできる。そのロープウェイも含めて八栗も訪れたい場所だ。

上り列車と交換

八栗口に着く。ここで高松行き普通列車と交換する。八栗口はかつては棒線駅だった。明石大橋の開通に始まる高速道路の延伸に対抗すべく、東へ100メートルほど移転の上、交換可能駅とし、一線スルー化もして高徳線の高速化に寄与している。40年近く前、私はこの近くの高校へ通っていた。当時の八栗口駅は短いホームが1本だけと寂しいものであった。それが今は上下とも4両ずつ停車できる有効長をもっていて、駅舎がない以外は立派な”駅”に生まれ変わった。

讃岐牟礼駅

次は讃岐牟礼に停車。ここはJR、国道11号の向こうにことでん志度線の八栗新道がある。時間が合えば、ともに駅に停車していたり、並走シーンに出会えたりするので、この少し手前からの並走区間は見ていて楽しい。また、これだけ近く、すぐそばに押しボタン信号があるので、相互乗り換えも可能だ。

志度湾がちらり

本当はこの少し前の高い位置から志度湾が見えるのだが、建物に邪魔されてよく見えない。ほぼフラットに見えるけど、こちらがより見られるので、これにしました。志度湾といえば、これからカキのシーズンだ。この辺りには冬季のみ営業のカキ小屋が何軒があるのだが、未だに行ったことがない。

ことでん原駅

間もなく、再度ことでんと並走する。ちょうど原から瓦町行きが出るところであった。

志度駅

7時14分、志度に着く。ここで11分停車する。11分も停まるから特急だけではなく、上りの普通列車も来ると思うのだが、1番線に入った。ここは八十六番札所志度寺があり、江戸時代に活躍した平賀源内を輩出している。

上り普通列車

そこへ7時17分着の徳島始発の高松行き普通列車が入ってきた。4両編成は高徳線の普通列車の中では一番長い編成だ。で、この列車は3番線に入って5分停車する。

うずしお3号

そこへやって来たのが2700形3両の特急「うずしお3号」だ。なぜ我が鈍行を2番に入れなかったのだろう。1分停車で慌ただしく発車する。

「うずしお」が出た後、上り普通列車も出ていった。そして、一番最初に到着したこの列車が一番最後に出る。こういうのは「あるある」ですね。今回はこんなところで。