雪とローカル鉄道 その28(奈良井宿③ー中町界隈②)

30分ほどで蕎麦屋を出る。

さらに南に進む。

土産屋の松坂屋。暖簾が出ているのでやっていそうだけど、巨大なカバンを持ち歩いていることもあって、店内を見て回るのに苦労しそうなのでやめておく。

塩尻市のコミュニティバス「すてっぷくん」。塩尻駅から奈良井宿の南端の権兵衛橋を結んでいるからなかなかの距離を走る。権兵衛橋から南はデマンド便ながらさらに7、8キロ先にある羽淵(はぶち)まで足を伸ばす。

土産店に喫茶店が並ぶ。2階の屋根から氷柱が垂れている。

奈良井会館の前にあった氷像。天気がいいから溶けてしまいそう。

民宿に土産店。

どこだったか軒にあった木像。鍾馗様(しょうきさま)という中国の魔除けの神様で、こういう風に軒に置かれてある。すみません、手前の屋根にピントが合ってしまい、肝心の鍾馗様がブレている。

伊勢屋は江戸後期の文政年間から明治まで下問屋(しもといや)であった。また、奈良井宿の脇本陣でもあった。問屋とは馬や人足を管理していたところ。

時間がゆったり流れている。

喫茶店も街道の雰囲気を損なっていないのがいい。喫茶というより茶屋といったほうが合う。どこでもいいから時間があれば入ろうと思ったけど、結局入らなかった。

上問屋史料館。奈良井宿に関する史料が展示されている。ここも入らなかった。この上問屋は江戸時代を通じて務めていた。そういう謂れもあってか、明治時代のまだ鉄道が通じていない頃、明治天皇が行幸した際の行在所となっている。松本の四柱神社に続いて2か所目だ。

店休日の店が多いせいか、人気があまりない。一緒に降りた大勢のインバウンドの外国人はどこへ行ったのか?宿に入って昼寝?

酒屋があるのが嬉しい。

南北1キロもの長い距離の宿場町というのは前にも書いたけど、それがちゃんと残っているのがすごいことだと思う。自治体はもちろん、地域の方々の努力あっての景観維持に感謝。

格子戸に吊られていたミノムシ?まだ開く前の松ぼっくりを使っている。可愛らしいですね。

あれ?前は突き当りか?

立派な建物が現れた。お店ではないようだけど、宿でもなさそう。

開いていたら絶対入っていたのにお休みでした(泣)。でも、荷物がネックになりそう。

建物の間から東の山が見えた。街、山、青空…奥行きのある風景。
これでようやく中町を歩き終えた。次は上町だ。でも、今回はこんなところで。







ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません