仏生山へ行ってきた その3
出発だ。
高松築港を出た列車はいきなり大きく左にカーブしたかと思うと、左手に高松城のお堀に沿って走る。照り返しがまぶしい。
列車と一緒に撮った写真が多く見られる艮(うしとら)櫓。朝日を受けてより白く輝いている。風がないので、堀の水が鏡のようだ。
高松城を過ぎると、今度は右にカーブして片原町に着く。同類の方がいますね。
瓦町までは直線だ。
瓦町FLAGの駅ビル手前に片渡り線がある。ことでん随一のターミナル、瓦町も閑古鳥が鳴いていた。
瓦町を出ると上り列車と交換する。1211+1212だ。
そして、間もなくJR高徳線とオーバークロスする。列車同士が交わるところは見たことがない。実際のところ、そういうことはあるのだろうか?
ここから下り勾配となって栗林公園。ホームには誰もいない。
複線区間はここまで。次の三条までは単線だ。
でも、複線用地は昔からある。左側の広い空きスペースだ。一宮まではこんな感じで続いていたのだけど、仏生山-一宮間に空港通り駅を作った際、その用地を使ったため、仏生山以南(といっても、一宮までだけど)は複線にできなくなった。
三条。栗林公園を出たときと三条に入るときの線形を見ても左側に線増用のスペースがあることが分かる。
ここからまた複線になる。駅を出て最初の踏切には単線時代から複線用の踏切が設置されており、複線化に備えてかどうかは分からないけど、踏切上には既にレールが敷かれていた。それがやっと活かせるときがきたというわけだ。
御坊川の鉄橋を渡る。なぜか下り線(新線側)が一段高くなっている。
1、2分ほど走ると高架に入る。複線化は3年前のことだけど、今でも新旧の違いがよく分かる。
そして、伏石に着く。ここで交わる国道11号の東バイパスの踏切渋滞を解消するための高架化だったけど、三条-太田間がことでん全駅の中で一番長い駅間であったことからその中間にあたる当地に駅を設けようということでできた駅だ。この伏石には新たなバスターミナルもでき、築港や瓦町とは違った需要が喚起できるのではないかと期待されている。高架駅としては長尾線の水田に先例があるけど、こちらのほうがより近代的で洗練された印象だ。
伏石を出ると間もなく高架は終わる。それにしても、そう長くない距離で高架を設けたから、伏石駅前後ではかなりの勾配になっている。
太田に着く。ここで上り列車と行き違う。工場から出たばかりらしいきれいな1201+1202。
また単線に戻る。正面にアスファルトが見える。これは駐輪場で、ことでんのものだからいつでもレールが敷ける。
私は多肥で育ったので、太田-仏生山間の風景は懐かしい。住んでいたのはもう40年ほど前のことになるから、すっかり様変わりしているけど、ところどころに当時を偲ばせるものも残っていて、歩いてみたいなと思う。画像左側には重機が通った跡が見える。こちらもそろそろ工事を始めるのだろうか?
レールが積んである。オーバークロスしているのは県道147号太田上町志度線だ。
すみません、ブレています。レトロ電車を見ながら、ゆっくりと仏生山の構内に入る。
ゆっくりと仏生山駅の構内へと入っていく。
私はここで降りる。降りたのは私一人だった。
その3にしてやっと目的地である仏生山に着いた。訪れる場所は2か所ないし3か所なのだけど、だからといってあと2回か3回で終わらないのは間違いない。
これなら動画を撮って流せよといった感じの内容でした。今回はこんなところで。
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