惜別 スカイレール その1

久しぶりの投稿になります。拙ブログのサーバーの容量がひっ迫していたのでその対策を講じたような講じていないようなで半月以上も経ってしまった。で、ようやく目途がついたので再開です。すみません。

今年の4月いっぱいで広島の瀬野にあるスカイレールが廃止される。そこで正月に乗りに行ったときのもようをお送りします。今ごろ?ではあるけど、ご容赦ください。せっかくなのでその道中も別枠で触れていこうと思います。

2024(令和6)年1月3日(!)、販売最終日の大みそかに買ってきた青春18きっぷを使って日帰りでスカイレールに乗りに行った。正月に旅に出るのは学生時代に元日に東京から帰省する目黒君を東京でお出迎えするために大みそかのバイト上がりに大垣夜行で移動して、千葉の成田山をお参りしたあとに彼が乗る同じ新幹線で帰ったとき以来、30年以上ぶりのことだ。何をしてるんでしょうね。

本題に戻ります。この日は始発の「マリンライナー2号」でスタートして、岡山、糸崎と乗り継いで9時05分、瀬野に着いた。普通列車しか乗っていないけど、そこは「マリンライナー2号」だ。このまま乗っていれば広島には9時半に着くくらい早い。

9時とはいえ、正月だから寒い。今シーズンは暖冬だといってもやっぱり寒い。

瀬野駅名標

瀬野で降りるのは初めてだ。詳細は日をあらためて。

スカイレールみどり口駅

さて、スカイレールを見てみよう。起点となるスカイレールみどり口駅は瀬野駅と同じく橋上駅となっていて、階段の上り下りをしなくてもいい構造になっている。駅は駅北口に設けられている。ここからゴンドラみたいな小さな箱がモノレールのようなロープウェイのようなレールにぶら下がる形で行き来する。

スカイレールサービス株式会社

この路線は「スカイレールサービス広島単距離交通瀬野線」というのが正式名称となっている。スカイレールに携わっている人以外でこの名称を知っている人はどのくらいいるのだろうか?社名はご覧の通り。

スカイレールはレールの延びる住宅団地の「スカイレールタウンみどり坂」への交通手段として1998(平成10)年に開業した。営業キロは1.3キロながら全線複線で駅は途中に1つの計3駅だ。私が先に「ゴンドラみたいな小さな箱がモノレールのようなロープウェイのような」と書いたとおり、それぞれのいいとこどりをした鉄道となっている。鉄道だから廃止と聞けば乗りに出掛けるのはファンの性であろう。

駅北口はライトレールとともにスカイレールタウンへ通ずる道路も並走していて、車がひっきりなしに出入りしていた。これを見れば、採算が合わなくなって廃止というのも分かるような気がする。

券売機

券売機。

路線図

路線図。

乗車券

距離が短いこともあり、170円とお手頃価格。もう少し光線の具合を考えて撮ればよかった。9時頃に着いたのになぜ9時51分に買っているのか?これもあらためて。

お知らせ

お知らせ。春休みのこの期間中に訪れた人には気の毒だった。その隣には廃止後の定期券や回数券の払い戻しの案内が掲載されている。こういうのを見るといよいよかと思う。

スカイレールの車両

スカイレールの車両について。

スカイレールのしくみ

スカイレールのしくみについて。イメージとしてはひとつの輪をいくつもの車両が同じ方向へ回っている感じで、複線と言われても単線のような気がしないでもない。スキー場のリフトや遊園地の観覧車といったほうが分かりやすいかもしれない。

時刻表

時刻表。これだけの運転頻度は利用客にとってはありがたい。

のりばへの階段

階段を上ると、

スカイレール

車両が発車を待っていた。徳島の眉山ロープウェイほどではないけど、ポット型に近い形をしている。

車内の様子

みどり中央方面。自動運転なので運転席がない。

車内の様子

車内の様子。座席は前と後ろに4つずつで8席しかない。小さい車体だからそんなものだろう。

次の列車

真後ろには次の列車が待っている。

上り列車

みどり中央方面からの列車がやってきた。これは真後ろの車両のそのまた後ろにつく。

この列車の到着を待って発車する。今回はこんなところで。