気ままな旅 その15(三原~糸崎~広島)
では、これから下松へ向かうが、その前に一旦糸崎へ戻る。というのは、次に乗る列車が糸崎始発で、糸崎から乗れば席の確保がしやすくなるからだ。これは青春18きっぷだからこそできる業で、正規に買ってまでしようとは思わない。
そこまでしなくてもと思われるかもしれないけど、このエリアの普通列車は糸崎始終着の列車が多く、まして今は青春18きっぷのシーズンであり、春休みでもある。ひと駅くらいと思って三原で待っていたらあるいは座れない可能性も0ではない。もちろん、窓際にこだわらなければ座れるけど、車窓を楽しみたい人にとってはそのひと駅が命取りになる。

14時35分発の岡山行きに乗る。

これも115系です。

糸崎で14時54分発の岩国行きに乗り換える。227系の6両編成だ。今日はここまでずっと進行方向右側に座っていたけど、この列車では左側に陣取る。海を見たいがためです。

ここで三原で買ったたこめしを食べる。糸崎を出るまでに食べてしまおうと思ったのだけど、発車間際の入線だったこともあり、出発してから食べることになった。

三原の街を歩いた際にお店で食べようと探したものの、見つけられなかったので、せめて駅弁でということで駅で買ったのだ。タコは弾力があり、タレもよく染みていた。

二度目の三原。今度は通り越して西を目指す。広島までは1894(明治27)年開業の区間を行く。

いつも気になる「みはらし温泉」。

呉線と分かれて、

国道2号をまたぐと頼兼(よりかね)トンネルに入る。

トンネルを抜けると間もなく高架区間は終わり、左手に沼田(ぬた)川の支流・仏通寺(ぶっつうじ)川を見ながら走る。

本郷を出ると今度は沼田川に沿うように走る。そして、新幹線と直交クロス。ここを通ると見ずにはいられない。

向こうの山は新高山。「小早川隆景居城 新高山城址」と川土手に小さく「沼田本郷の天然水」の看板も見える。ちなみにこちら側は同じ隆景の居城・高山城址である。

こうして見ると岡山の高梁川に似ている。

山陽自動車道をくぐる。

向こうに見えるアーチ橋は広島空港大橋。

河内を出て沼田川を渡る。この辺りは狭いところを走る。

河内からは沼田川の支流の入野(にゅうの)川に沿う。

入野に着く。のどかな雰囲気がいい。

田んぼの向こうには大きく弧を描いた山陽本線が見える。

ときどき入野川を渡る。

広島方面からの終点になることの多い白市に着く。ホームを挟んで見える列車は15時39分白市始発の岩国行きだ。

次の西高屋では広島電鉄とのコラボで「Greenmover max」5100形の塗装に身をまとった227系と交換。

なだらかな稜線の白鳥山。

西条。酒まつりに行ったのは半年前。もうそんなに経つのかと思う。奥に見えるお寺は教善寺。

瀬野。去年の正月に乗り来て、5月に廃止されたスカイレールのレール?は今なお残っている。

八本松を過ぎたあたりから川は瀬野川に変わっている。

中野東を過ぎてもなお瀬野川に沿って走る。瀬野川の対岸は国道2号が走っている。

安芸中野を出るとトンネルとトンネルの間から顔を出した新幹線の高架橋と交わる。

瀬野川に架かる鉄橋は呉線だ。結局、瀬野川は海田市の手前まで沿っていた。

呉線との分岐駅である海田市に着く。広島はもう近い。

海田市を出て間もなく、呉線の上り線が山陽本線をまたぐ。

次の向洋は駅の改修や線路の付け替えの真っただ中。年季の入った跨線橋はちょうど取り壊されているところだった。


これらは去年の正月にスカイレールに乗りに行った際に広島まで足を延ばした帰り道に撮った向洋の駅舎と跨線橋。こういうのがなくなると寂しい。

天神川と広島高速2号府中仁保道路。

スマホで撮ったわけではないのになぜか縦になっている。進行方向右側にはコンテナ群と新幹線の高架が見える。天神川では大勢の人が乗ってきた。

コストコが現れて、

広島カープの本拠地、マツダスタジアムが見えてくる。

近くにはカープ仕様の赤いローソン。

16時12分、広島着。広島ではほとんどの人が降りていき、その半分くらいの人が乗ってきた。私は下松へ行くので、引き続き終点の岩国まで乗車する。
今回はこんなところで。







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