惜別 富良野-新得 その2
今回は2011(平成23)年に滝川-釧路間列車に乗った際に10数分の停車があった落合駅の様子をお伝えしようと思う。
この停車のうちに上りの滝川行きとの交換があった。近年キハ40の一党がかなり淘汰されているけど、当時はまだたくさん走っていた。
ホームから駅舎。北海道独特のサッポロビールの広告入りのホーロー駅名標も好きだけど、壁にひらがなで「おちあい」と書かれてあるのも国鉄っぽくていい。ホームはコンクリートでもアスファルトでもない砂利なのもいいし、石積みなのも前時代的で大好きだ。
ホームから駅全景。比較的広いのは開業時、ここが終着駅だったからで、蒸気機関車を整備するための落合機関庫設置されていた。
滝川方面。右のスペースに機関庫があったのだろう。
新得方面。
駅名標。その向こうの国鉄コンテナも趣きがある。
前回と被るけど、当時の落合駅舎。今と比べると列車が停まっているかいないかくらいしか差がない。でも、駅前に自転車が停まっているのを見る限り、この駅に利用者がいたことを物語っている。国鉄、JRの駅で落合の付く駅はいくつかあるけど、頭に何も付かない落合駅がここだというのは意外だ。それはこの駅が1901(明治34)年開業の「最古」の落合駅だからだ。なのでそれ以降、落合を名乗る駅はみんな旧国名を冠している。また、トマム森林鉄道や落合森林軌道(のちに森林鉄道)が開設されるなど賑わったこともあったようだ。
駅前の道路は道道1117号。駅前が起点になっていて、終点も落合のわずか7.1キロの短い路線だ。残念ながら駅前からの道を撮っていなかった。少なからず集落もあったのでその撮影もしておけばよかったと今さらながら後悔する。
跨線橋を駅前から撮る。中は…。
昼間なのに薄暗い。
広告やポスターもなく、ちょっと怖い。これなら構内踏切を作ってもらってそこを通るほうがよさそう。
そう長くはない停車時間でこれだけの写真を撮っていたのはいい記録になってよかったと我ながら思う。次回もそういう写真があれば載せます。今回はこんなところで。
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