惜別 富良野-新得 その4
幾寅を出たバスは「終点」の東鹿越を目指す。
国道38号に戻る。
でも、すぐ道道1030号に入り、踏切にさしかかる。
7年も放置されていれば、当然こういうことになる。そして、すぐの交差点を右折して西へと進む。
数キロ走って根室本線を跨ぐ。
右手にかなやま湖が見えてきた。しばらくこれを見ながら走る。でも、何にも邪魔されずに見られるところは少ない。このかなやま湖は空知川を堰き止めて生まれたものだ。この先には堰き止めている金山ダムがある。
こちらは列車から見たかなやま湖。ご覧の通り、道路が鉄道より湖沿いに敷かれているけど、鉄道のほうがより一段高いところを走っているので見晴らしがいい。
そうして、代行バスの終点・東鹿越に着いた。私たちが乗ってきたバスの折り返しを待つ人がいる。奥にはこれから乗る列車が見えている。キハ40なのが嬉しい。
鹿越駅がないのに東鹿越駅というのは国鉄末期まで鹿越駅(仮乗降場)があったからだ。次の金山との間の区間も金山ダム建設に伴う付け替えがあり、その際に鹿越駅は1966(昭和41)年に移転、信号場兼仮乗降場に格下げ、1982(昭和57)年に信号場が廃止、仮乗降場は残ったものの、1986(昭和61)年についに廃止された。
今回はこんなところで。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません