岡山逆台形の旅 その4(岡山~野々口)
7時35分頃、3分ほど遅れて岡山を発車する。

山陽新幹線と山陽本線としばらく並走する。

左手には岡山気動車区があり、キハ40系やキハ120が見える。

山陽本線と分かれる。

山陽新幹線も分かれる。時間的には夜は明けているのに空一面が鉛色の雲なのでなんとなく薄暗い。画像はGOPROの切り抜き静止画だけど、これをカメラで撮影したら多分ブレブレだろう。雨が上がっているのは幸いだ。
津山線は1898(明治31)年に中国鉄道(今の中鉄バス)により中国鉄道本線として岡山市-津山(現在の津山口)間が開業して始まる。1904(明治37)年に岡山市-岡山間が開業して国鉄に乗り入れるようになる。1923(大正12)年に津山が津山口に改称、国鉄作美線の支線として津山-津山口間が開業して岡山と津山が結ばれることとなる。翌年には作美線の本線に編入される。1936(昭和11)年に作美線が姫新線に編入され、津山口-津山間が姫新線の支線となる。そして、1944(昭和19)年の戦時買収で岡山-津山間が国鉄津山線となる。
戦後は1960(昭和35)年に準急「ひるぜん」が初の優等列車として岡山-中国勝山・上井(現・倉吉)間で運行を開始。その後、宇野(のち岡山)-鳥取間に準急(のち急行)「砂丘」も走り出した。1987(昭和62)年の国鉄民営化を挟んで「砂丘」はその後も成長を続ける。1997(平成5)年の智頭急行の開業で陰陽連絡の任を譲るわけだが、その時点で5往復設定されていた。以降は「砂丘」は廃止、岡山-津山間に急行「つやま」1往復が存置され、快速「ことぶき」が設定された。2009(平成21)年に「つやま」は廃止となり、優等列車はなくなったが、「ことぶき」は現在は下り(津山発)が8本、上りが7本と「砂丘」時代より本数が多くなっている。だからといって、各駅停車が邪険にされているわけではなく、お互いを補完するような運行形態を取っている。

岡山県道96号・岡山赤穂線をくぐる。

最初の駅である法界院に着く。ホームの反対側には岡山行き普通列車がこちらの到着を待っている。以前はこの駅を発着する区間列車があったけど、今はなくなっている。岡山大学の最寄り駅であり、岡山のベッドタウンでもあるので利用客は多い。

これはかつての構内踏切の跡のようだ。手前には小さな燈篭も見える。

まるで浮島のような龍ノ口山。山の手前に見えるのは土手。その向こうを流れる川は旭川。

駅舎がなくなった備前原。駅前には理容店が見えるが、駅舎がなくなるとぽっかり穴が開いたように寂しく見える。

見えそうで見えない旭川にもやもやしながら玉柏(たまがし)に着く。古くて趣きのある駅舎だ。

そこへ岡山行き普通列車が入ってくる。キハ40系の4両編成だが、日曜日ということもあって車内はガラガラ。

木々の間からやっと旭川が見えた。川に架かる橋は山陽自動車道の旭川橋だ。

まるで山水画。風がなく、水面がまるで鏡のようだ。

背後の旭川を見下ろすようにして佇む牧山。駅名標にひまわりが描かれているのは旭川を挟んだ対岸に牟佐大久保ひまわり畑があり、そのPRのためだ。

小屋がたくさん…なんだこれは。調べてみると岡山市が運営している牧山クラインガルテンという市民農園だった。大小いろいろなタイプの農園を借りることができ、この小屋も小屋付きの農園として貸し出している。ガスで見えないが、左奥まで広大な敷地を持っている。

しばらく旭川を見下ろす形で走っていたが、徐々に下りてくると大きな工場が現れる。菓子メーカーのカバヤ本社工場であった。小さい頃、ラムネ菓子のジューCをよく食べたなぁ。コマーシャルも見かけたものだが、今でもやっているのだろうか?


間もなく到着した野々口でも下り列車と交換する。やってきたのは一般色を施されたキハ40と急行色を身にまとった2両のキハ47の3両編成であった。
津山線に限らず、全国あちこちで見かけるキハ40系を使った塗装変更、昔の国鉄感を出そうという趣向だけど、キハ40系は一般形気動車、つまり普通列車用として造られているので、そもそも急行色は存在しないし、デビューの時から朱5号の単色、いわゆる首都圏色で一般色の経験もないから、いずれの塗装も国鉄時代にはなかったものだ。なので、国鉄感というよりは国鉄風といったほうが正しいのかもしれない。こういう細かいことを言い出すと、テレビの旅番組でタレントが気動車を見て電車だと言っているのを違うと指摘する鉄道ファンと同じになってしまうので、あまり声を大にしては言わない。ただ、この塗装については鉄道を知らないタレントが塗ったわけではなく、鉄道のプロが携わっているので、その点は気になってしまう。これは10数年前に行われた115系を使った急行「鷲羽」のリバイバル運転にも似たものを感じる。
あ、批判めいたことを書いてますが、こういう取り組みは嫌いじゃないです。
ここまで16.7キロでもう3度目の上下交換。距離の割にいろいろ書いたので、今回はこんなところで。







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